Rubyは「オブジェクト指向スクリプト言語」です。「オブジェクト指向」「スクリプト言語」といきなり説明するには難しい用語が出てきました。「オブジェクト」については後のページで自分なりの説明するつもりです。スクリプト言語とは簡易なプログラムを書くためのプログラミング言語だそうです。詳しい説明は
e-words
の説明をご覧ください。
Rubyはまつもとひろゆきさんが個人で開発された言語です。言語を個人で開発するなんて、なんともすごいとしか言いようがありません。UNIX、MS-DOS、Windows、Mac OSなどいろいろなOS上で使うことができます。しかも、フリー(無料かつ自由)で使えます。文法もわかりやすく(と言ってもよく間違えます)、初心者には分かりやすい言語だと思います。いいとこばかりかというと、必ずしもそうではなく、動作は多少遅いです。しかし、遅いと言ってもC++などと比べればという話で、通常の生物調査などのデータ解析には十分でしょう。
僕はRubyの少し前にPerlという言語を少し勉強しました。そのおかげでRubyを理解するのにかかる時間が短かったかも知れません。でも、Rubyから始めても問題は無いと思います。ちなみに、Perlを勉強したい方は
生物系研究者のための Perl 基礎の基礎(国立環境研究所の竹中さんのページ)
で勉強するのがいいでしょう。
ここではWindows95/98/MeにRubyをインストールする方法を簡単に説明します。バージョンやパッケージの違いによりRubyにはいくつかの種類があります。その中でももっとも簡単にインストールできるのは「Ruby Entry Package for Win32」のようです。
註
2004年4月21日現在で確認したところ、「Ruby Entry Package for Win32」はダウンロードできなくなっています。windows上で簡単に使えるものとしては、
ActiveScriptRubyがあります。制限もあるものの、初心者の入門用としては使いやすいと思います。
Ruby Entry Package for Win32は
Ruby Gadgets Collection
のページにある「rbcw***j.exe [*,****,*** bytes] 」と書いたファイルをダウンロードして入手してください。****というところは数字が書いてあって、バージョンによって変わります。ダインロードしたファイルを起動して、指示に従ってインストールしてください。インストールが終了すると、再起動の指示がありますので、再起動してください。
「スタートメニュー」−「プログラム」−「Ruby*.*.*」−「RubyWin」を起動してください。無事インストールできていれば、RubyWinが立ち上がります。この「RubyWin」はWindows用のRubyです。
RubyWinが立ち上がると、Ruby1というウインドウが開きます。ここにプログラムを書き込んで、Ctrl+E(コントロールキーとEを同時に押す)でConsoleというウインドウが開き、結果が表示されます。
WIndowsのDos窓でRubyを使う場合には、Rubyをインストールしたフォルダへパスを通します。また、バッチファイルを使うなどして、自分の使いやすいように工夫してください。
詳しいインストール方法は
初心者のためのRubyインストールガイド
を見てください。
また、パスの通し方・Dos窓・バッチファイルについては、
WindowsでのPATHの通し方
・
DOS窓探検隊
・
最低限のMS-DOS
を参考にしてください。
オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby
Rubyのホームページです。最新情報などはここで確認してください。