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review - 松村俊和のページ:日記

最終更新時間: 2010-06-16 06:47

2010-05-12

論文審査は厳しい[review]


論文の審査って,非常に厳しいと思う.審査する側もそうだし,審査される側もだ.審査する側は,基本的にいい論文であれば通したいと思うが,大きな問題点を見つけると通すわけにはいかなくなる.投稿者が,大御所の研究者であっても,若手の研究者,学部生,大学院生であっても,はたまた学術団体に属さない民間の会社員であっても,一定の水準以上の論文でなければ,いい評価は受けることはない.査読付き論文を書いたことがない人間にも,一定上の(しかもかなり厳しい)水準を求めるのはすごく酷なことだと思う.でも,その水準を越えるもの(あるいは最終的に超えればいいので,その水準に近いもの)を書いて投稿しなければ,受理(あるいは修正後に受理)されない.そういえば自分も論文の書き出しのころは落とされつづけた.論文を書きつづけるには,面の皮の厚さが必要だ([2008-01-22]).