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tex - 松村俊和のページ:日記

最終更新時間: 2010-06-16 06:47

2010-05-20

LaTeXで原稿用紙をつくる[tex]


原稿用紙を作る必要があって,検索したら以下のサイトが見つかった.これをカスタマイズして目的の原稿用紙を作ろう.ついでに解答用紙も見つけたのでリンク.
  • 400字詰 原稿用紙 A4判(ちんぐゎら日誌)
  • 試験の解答用紙を作成(ちんぐゎら日誌)
  • 2010-03-04

    フォントサイズの絶対指定[tex]


    文字の大きさを変更するには,普通は\largeや\smallなどを使う([2009-05-27]).ただし,これはプリアンブルで指定した文字大きさに対する相対的な大きさの指定.絶対的な大きさの指定をするには,次のようにする.

    \fontsize{6.5pt}{0pt}\selectfont % 文字サイズ,行送り

    情報源:http://texref.web.fc2.com/style/size.html

    2010-03-03

    行間隔の部分的調整[tex]


    文章全体の行間隔を調整するには,[2008-01-13]に書いた方法を使う.文章の一部の行間隔を調整するには,setspaceを使う.

    \usepackage{setspace}
    \begin{spacing}{0.8} % 行間隔を0.8倍にする
    ここの文章の行間隔は0.8倍になる.
    \end{spacing}

    2010-03-02

    箇条書きの項目間隔[tex]


    箇条書きの項目の間隔を調整するには,以下のように設定する.itemaze環境の中だけが調整される.

    \begin{itemize}
    \setlength{\itemsep}{-2mm} % マイナスで狭くする
    \item 箇条書き
    \item 箇条書き
    \end{itemize}

    2010-02-19

    文献情報の確認[tex]


    この前のAVSの論文の校正のときに引用している文献のBiBTeX情報を再度確認した.そうしたらいくつか細かな間違いがあって,それを修正した.確認したということをどこかに書いておかないと,せっかくきっちり確認したことが忘れ去られて,将来に別の論文で引用する際に再度文献情報を確認しなければならなくなる.それを避けるため,覚書の項目に「文献情報確認済み」と書いておいた.でも,よく考えたらこれでも不十分だ.bibファイルに「infocheck = {1},」という情報を入れておき,TeXファイルをコンパイルしたときにこの確認済みの項目がある文献には何か目印を出力するようにしておけば後で楽ができることに気付いた.「infocheck = {1},」は入れておいた.
    bstファイルには次のような2つの関数を定義しておく.

    % 文献情報の確認をする場合は 1,しない場合は0
    % FUNCTION {informationcheck}{"0"} % 文献情報の確認をしない場合
    FUNCTION {informationcheck}{"1"} % 文献情報の確認をする場合

    FUNCTION {format.infocheck} % 文献情報の確認用
    { informationcheck "1" =
      { % informationcheck が"1"の場合
      infocheck empty$
        { "" } % infocheckが空だったら,何も出力しない
        { "○" } % infocheck が空でなければ,"○"を出力する
        if$
      }
      { "" } % informationcheck が"1"以外の場合は,何も出力しない
      if$
    }

    最後に,次のように article とかを処理するところに,適当に上で定義した"format.infocheck"を入れておく.すると,「{informationcheck}{"1"}」とした場合,bibファイルに「infocheck = {1},」とあれば,文献情報の前に「○」が付く.

    FUNCTION {article}
    { output.bibitem
      format.infocheck
      format.authors "author" output.check.nocomma
      format.year "year" output.check.nocomma
      format.title "title" output.check.nocomma
      format.journal "journal" output.check.nocomma
      format.vol.num.pages output.nocomma
      fin.entry
    }

    久々にbstファイルをいじった.たまにプログラムをすると疲れるが,楽しい.

    2010-02-13

    科研費LaTeX[diary][tex]


    科研費の申請書作成用のLaTeXのマクロで,科研費LaTeXがある.このマクロはPDFあるいはepsの様式を図形として取り込み,その上に文章を書き込んでいくという形式のようだ.そのため,文章の長さなどが変わっても,様式が崩れることはない.入力によって罫線がずれたり,変なところで改頁されるのをいちいち直す必要が無く,内容の検討に専念できる.これは非常に有用なマクロだ.LaTeXさえインストールされていれば([2009-01-11]参照),使うのは難しくないだろう.

    2009-12-01

    雑誌の省略形[tex]


    雑誌の省略形についての問い合わせのメールを頂いた.bstファイルで設定する方法([2009-08-31])の場合,bibファイルでは「journal = TrendsinEcologyEvolution」のように「{}」や「""」なしのスペース無しで書く必要がある.自分もここで躓いていた.今回はこれが原因だったようだ.
    そのメールのやり取りの中で教えてもらったが,bstファイルではなく,bibファイルで設定する方法もあるようだ.この場合,通常使っているbibファイル(例えば,article.bib)以外に,省略形を設定したbibファイル(例えば,abb.bib)を用意する.abb.bib内では「@string{TREE="Trends in Ecology \% Evolution"}」のように記述し,TeXファイルでは,\bibliography{article,abb}として,2つを呼び出す.この方法はすごく便利だ.教えていただいて感謝しています.
  • 参考:bibtex style