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日記のページ(2004)

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(2004-01-01)

今までは、日記のページが新しいものがページの上にあって古いものが下にあるようにしていた。更新は先述の方式がやりやすいが、読むのは人間の直感とは逆になってしまうため、読みにくいものであった。今年から上が古いもので下が新しいものになるようにした。同時に古い日記も順序を逆にした。手作業でやるのはめんどくさいので、半分は手作業ながら半分は昔に作った秀丸エディタのマクロを使った。

(2004-01-02)

去年の年末に知合いのSwarovskiの双眼鏡で野鳥の観察をした。自分の持っている双眼鏡と同じ倍率とは思えないくらい、すっごくよく見える。口径は自分のよりも大きいので、明るく見えるのはあたりまえだが、それ以上にすばらしく良く見えた。でも高い。
一昨年と去年にとったデジカメでとった写真をほんの少しだけ整理した。今まであまりに整理していなかった。できるかぎり、メモを書いていくが古くなったものは詳細を覚えていないものが増えてくる。写真をとったらすぐに書いていこういっつも思うが、なかなか実行できない。ある程度ちゃんと整理できたら、少しずつホームページに掲載する予定。ただし、予定は未定。
今日見た主な花:ノボロギク・オオイヌノフグリ・ヒメドリコソウ・ホトケノザ・ナズナ・セイヨウタンポポ

(2004-01-03)

年賀状の中にこのホームページを時々見ているというのがあった。うれしいです。それを受けて自己紹介のページを少しだけ更新。
インドネシアのバリ島で大きな地震があった。あのあたりは火山だらけなので、あたりまえといえばあたりまえだが、知り合いがいるのでちょっと心配だった。メールを送ったところ、大丈夫だということだったので安心した。

(2004-01-04)

Acrobat reader 6.0をダウンロードして使い始めた。なかなか検索が強力で使いやすい。でも、立ち上がるのに少し時間がかかるのにいらついてしまう。

(2004-01-05)

このページの左上にメールアドレスのページへのリンクを張っているのだが、"e-mail to MATSMUTURA Toshikazu"となっていた。大学の後輩から間違いの指摘を受けたので、修正した。

(2004-01-07)

米倉さん(東北大学)と梶田さん(東京大学)という方が「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)というものを作成されているのを見つけた。対象は、「北海道から沖縄・小笠原までの日本に自生,帰化している全ての維管束植物と主な栽培植物」とのこと。 ホームページ上からでも検索できるし、一括のダウンロードも可能だ。

(2004-01-08)

主に草原の種子散布や定着に関する英語の論文を年末から読みつづけている。ほぼ年末で終わったのだが、新しい文献を少し入手したが、あと1つ終われば第一段階終了。
次の作業は、各論文が引用している主要な文献を入手すること。これをやっていくとどんどんと読むべき論文が増えつづけるので、入手するのは複数の論文で引用されているものや、どうしても必要なもののみだ。
ところで、英語の論文を全部読むのはめんどくさいので、title, table, fig を見て読む必要がある場合だけ、Abstract と disccusion を読むようにしている。さらに必要があれば、introduction も読む。methods と results はよっぽどのことがない限り、読まないようにしている。それでも数が多いと疲れる。
今日見た主な花:アメリカセンダングサ(今ごろ咲いて繁殖できるのかは不明)

(2004-01-09)

身近にITを考えるにはいろいろと考える上での参考になるコラムが多く載っている。

(2004-01-11)

「言語のレシピ」という本を読んでいる。時々、生態学以外の分野の入門書的な本を読むのだが、科学としての考え方などは分野が違っても、基本的には同じなのだということを発見する。なかなか面白い本なので、興味のある方はどうぞ。

(2004-01-14,2004-01-05)

風邪で寝込んでしまった。熱が出て頭がふらふらする。いろいろしたいことはあるが、しんどくてやる気になれないし、やったとしても疲れてしまって家で休んでいる意味がなさそうだ。
そこで、ネットで暇つぶしになりそうなものを探すが、あんまり良いものが見つからない。病気になる前に暇つぶしになりそうなページを見つけておけばよかったと思うが、そんなことは普通しないだろうなー。
結局、今回は朝日新聞のホームページに掲載されているもやしのひげというエッセイでかなりの暇つぶしをした。
それにしても、人間の体というのは良くできている。はじめは38℃ちょっと熱がでたらすごくしんどかったのが、確かにしんどいことはしんどいが、2日ほど続くとなんとなく慣れてくる。

(2004-01-17)

前日はまだ風邪から完全には回復していなかったので、早めに寝ていたら朝早く目が覚めてしまった。ラジオを聞いていてしばらくすると、中途半端な時刻で電話で聞くような時報のアナウンスが入ってきた。「ゴゼン ゴジ ヨンジュウ ロップン オ オシラセシマス」。そうだった。兵庫県南部地震から9年だ。少しだけ黙祷した。いろんなことを思い出してしまった。遠くからボランティアにきてくれた人たち、テント小屋で暮らしていた人たち、寒かったなー、ガスも漏れていた、2階が1階になっていた家、酒屋の前は酒くさくなっていた、壊れた家のにおい、…。本当にいろいろあった。でも、地震については年数が経てばたつほど、忘れていっている。
地震直後は「今また地震が起こったらどうするべきか」ということを頻繁に考えていた。行動することすべて、「とりあえず○○する」というふうに暫定的なものだった。状況が刻々と変わる情勢では長期的な展望が見えず「とりあえず」でしか行動できないのではと思った。

(2004-01-18)

ようやく、全快といった感じになった。
久々の実質的な更新をした。おすすめの本のページに「群落の組成と構造」などの朝倉書店の植物生態学講座シリーズ・生態学全般に関する本・統計関係の本を追加した。

(2004-01-19)

ページの構成でトップページの項目の順番を少し入れ替えた。
多様性の雑文のページのうち、まじめな部分の説明を少し追加した。

(2004-01-20)

風邪が治っていたら、今度は体の力が余った感じで体全体に勢いがある。今のうちに論文を書くことにしよう。

(2004-01-22)

分類・回帰樹木(Claassification and Regression Tree)という解析方法がある。なかなかよさそうな方法であるが、無料では使えないと思っていた。ところが、Classification Tree in Excelというページがあって、そこからエクセルのファイル(マクロ付き)をダウンロードができるということが分かった。データの入力・使用方法・出力結果もわかりやすい。ちなみに、分類・回帰樹木というのは、分類樹木と回帰樹木という2つの方法をまとめて指している。このうち、上のエクセルのファイルでは分類樹木のみが使用できる。
この分類・回帰樹木は、まるで図鑑の検索表のような形でサンプルを2つのグループに順次分けていく方法である。例えば、ある地域に成立する植生の群落A・群落B・群落Bの成立要因を標高・傾斜角度・緯度で説明したいとする。この場合に、ランダムに選んだいくつかの地点において成立している群落名・標高・傾斜角度を調査する。その結果として、(上手くいけば)最終的には次のような結果が得られる。
(a1)標高が200以上の場合は、群落Aが成立。
(a2)標高が200以上の場合は、群落Bか群落Cが成立。
  (b1)傾斜角度が30°以上の場合は、群落Bが成立。
 (b2)傾斜角度が30°未満の場合は、群落Cが成立。
もちろん、上手くいかない場合もある。上のような結果が出力されても、実際の区分とは一致しないところが多い場合だ。その場合は、他にも成立要因(説明変数)があるか、そもそも説明変数の選び方を間違えたということだろう。
さらに詳しいことや実際の使用方法は次の論文を呼んでください。
  • 応用生態工学の第5巻p189- 「分類樹木を用いた生物生息場所の分類‐河川水辺の鳥類を対象とした事例研究」
  • 日本生態学会誌の第53巻p85- 「ブナ林とミズナラ林の分布域の気候条件による分類」


    今日見た主な花:ソシンロウバイ(今まではこれをずっとロウバイだと思っていた)

    (2004-01-23)

    寒い日が続く。論文を読んだり、書いたり。
    今日見た主な花:ロウバイ・ソシンロウバイ

    (2004-01-24)

    久しぶりに献血に行ってきた。献血できるだけ健康だということは、ありがたいことです。
    今日見た主な花:ソシンロウバイ

    (2004-01-25)

    去年の年末にバリに行った時の報告の内容がだんだんとできてきた。図鑑とのにらめっこという単純作業が多いのでずっとやっていると飽きてくる。同時並行的に別の論文を書いているが、こっちは頭を使う作業ばっかりでこれまた結構しんどい。今日はそれなりに両方とも進めることができた(つもり)。

    (2004-01-26)

    バリ島の棚田周辺で確認した植物の一覧がだいたいできてきた。ちょっと同定の怪しいものがある。それらを修正したら、一覧をこのページのどこかに掲載する予定。
    目次を主なページの上部につけた(国立環境研究所の竹中さんの真似)。変なフレームよりもこの方がよっぽど見やすいと思う。

    (2004-01-27)

    以前、Journal of Sedimental ResearchのページにあるSuggestions for Performing a Good Reviewという文章を(あくまで自分用にであるが)日本語に訳していた。あんまりよくない日本語訳のところや、場合によっては間違っているところもあるかも知れない。でも、何かの役に立つかも知れないので、雑文:査読の仕方ということで公開することにした。
    その後、著作権を侵害していることを知ったので公開していたページは一旦閉鎖しました。自分の不勉強を恥ずかしく思います。著作権を持っているところから翻訳物の公開の許可を得ることができれば、再度公開したいと思います。(2004-01-28)

    生態学関係の統計用ソフトで、しかも無料で使えるものの一覧がFreely distributable documents and computer programsというページにあるのを発見した。また、Ordination Software Linksには有料・無料のものの一覧がのっている。

    (2004-01-30)

    読んでいる論文に引用されている論文が "in press" になっているので、雑誌のホームページの検索で調べていた。でも、著者名や論文名で検索をすれどもすれども引っかからない。仕方ないので、論文名全体を検索語句にしてgoogleで調べることで文献を特定することができた。念のために雑誌のホームページで確認をしようして分かった。その論文は1994年発行だったが、その雑誌のホームページにデータが登録されているのは1996年以降のものだった。そら、載っていないはずだ。

    (2004-01-31)

    あんまり英語で e-mail を送ることはないのだが、時々送ることがある。そんとき普段はスペルチェックはかけていなかった。今日はたまたまかけてみたら、間違いがたくさん出てきた。 would が woudl となっていたり、 additionally が additionaly となっていたり。恐ろしいですね。今度からは必ずスペルチェックをかけることにしよう。



    (2004-02-01)

    一年のうちすでに1/12が過ぎてしまった。早いものだ。
    時々、世の中便利になったなーと思う。この日記に何度も書いているように、インターネットで買い物をするときは本当にそう思う。今回も古本屋で本を買うときにそう感じた。メールでのやり取りと、インターネット上での振込みで本を買うことができるなんて、10年ぐらい前は考えてもいなかった。でも、10年前でも可能で単に知らなかっただけかも知れない。

    (2004-02-03)

    仕事の関係で人前で発表をした。何とかうまく発表を終えることができた。10個の発表のうち1つが優秀賞に選ばれ、2つが佳作に選ばれる。佳作を受賞したのは良かった。でも、発表の準備はもっとはやくからしておくべきだった。反省の意味を込めて、時間的な経過をまとめた。

    1月31日に発表の準備を本格的に始める。いきなりパワーポイントでプレゼンテーションを作り始める。でも、なかなか進まない。午後になってから、まずは話す内容の原稿をつくることが重要だと認識して、原稿を作り出す。原稿は、先に出していた要旨をもとにつくる。夕方になって原稿が完成した。12分の発表だったので、だいたい12分ちょっとの原稿である。夜になってから、原稿をもとにしてパワーポイントでプレゼンテーションを作りはじめる
    2月1日もパワーポイントのプレゼンテーションを作り続ける。できるだけシンプルに作ろうと思いながらも、アニメーションを使い出すと結構凝ってしまう。結局23時ごろまでかかって、プレゼンテーションが完成した。1回だけ声を出さずに自分ひとりでリハーサルを行う。つまりまくって、12分の発表が15分以上かかる。
    2月2日の移動途中の新幹線で一人でリハーサルを3回する。つまづくところはだいたい同じ。つまづくところは、自分自身でも上手くプレゼンテーションを作れていないことに気づき、プレゼンテーションを作り直しつつ、部分的なリハーサルを一人で繰り返す。それでも、まだつまづくところは完全には克服できず。宿に着いてから、はじめて他人に発表を聞いてもらう。つまづく原因を指摘してもらう。その後、プレゼンテーションを再度修正する。
    2月3日。発表は午後からなので、午前中と昼休みに何度か一人でリハーサルを繰り返す。ようやく、つまづかず、スムーズにできるようになる。プレゼンテーションも最後の微調整をする。もともとの原稿はほとんど原型をとどめていない。でも、話し方はそれなりにおちついてくる。ちなみに、原稿は当日に読むためのものではない。話す内容を明確にするためのものだ。当日は話を聞いてくれる人たちと同じ思考回路をたどる必要があるので、自分自身もプレゼンテーションを見ながら話をする。
    実質3日間で準備したにしては、上出来である。だだし、今後も同じように上手くいくとは限らないだろう。次からはもっと早くから準備すべきだった。余裕をもって準備をするためには、やっぱり1週間くらいは必要だろう。

  • 原稿作成:1日
  • プレゼンテーション作成:1日
  • 自分自身でのリハーサル:1日
  • 他人に聞いてもらう:1日
  • プレゼンテーションの修正:1日
  • 他人に聞いてもらうか自分自身でのリハーサル:1日
  • 予備日:1日

    自分自身のためのメモとして、発表の時に気をつけることなどを少し整理した。

  • しゃべらなければならないことはかならずスライドに書き込む
  • 練習のときによく言い忘れることもスライドに書き込む
  • 発表の途中で用語をコロコロと変えない
  • 聞きづらい用語(変な省略語など)は使わない
  • 「○○させて頂きます」や「○○したいと思います」など言わずは「○○します」と簡潔に言う(理由:時間の無駄だから。)
  • 原稿を読まない(理由:書き言葉と話し言葉は違うから。スライドを見ながら、話を聞く人と同じ思考回路をたどるようにするため。)

    (2004-02-05)

    植生調査のページで前からリンクはしていたページではあるが、リンク集植生調査のための情報ディレクトリを追加した。東京農工大の方やOB・OGの方々が中心となって、植生調査の調査前やデータ整理の時に役立つ情報をまとめられています。

    (2004-02-06)

    USB外付けのハードディスクを購入した。なかなか上手くつながらなくて、ドライバを何度かインストールしたりアンインストールしたりした。パソコンやOSとハードディスクとの相性が悪いのかとかいろいろ考えた。でも原因がわからない。しばらくして、ハードディスク側のUSBケーブルの接続を見るとケーブルが完全には奥までささっていなかった。果たして原因はケーブルの接続ミス。初心者的なミスだったので、自分自身で恥ずかしかった。他人から「LANの接続が上手くいかないのだが」と相談されたら、まず真っ先にケーブルの接続や電源がちゃんと入っているかなどから確認するのに、自分自身は大丈夫だという驕りがあるようだ。

    (2004-02-08)

    ちょっと前に生態学関係の無料で使えるソフトの一覧のページを見つけたことを日記に書いた。その後、そのページからリンクされている SIBW/Outils/IndVal/home から Indicator Species Analysis のプログラムを、 RdaCca から Canonical Correspondence Analysis(CCA) のプログラム(CCA以外もできる)をダウンロードして試してみた。両方ともそれほど使い方は難しくないようだ。

    (2004-02-09)

    英語のウエブページを見ていたら、完全に意味不明の言葉に出会った。英語にしては全く分からない。そこのページはフランスの人が作ったページだったので、部分的にフランス語が使われていたのだ。フランス語は大学で1年間勉強したはずだが、さっぱりだ。そこでウエブで調べてみることにした。辞書検索:翻訳のためのインターネットリソースでそれらしいページを探して、結局はAmikai - 製品デモというページで機械に翻訳をしてもらった。それにしてもたくさんのページがあるもんだ。

    (2004-02-11)

    ある学会に行ったら、日本生態学会誌が第1巻(註)から最新号まで全部そろって60万円で売りに出ていた。買うかどうか迷ったが、1年1万円の年会費を払うとして、1巻から53巻までだったら53万円かかる。まあ、だいたいそれと同じくらいなので、プレミア等を考えると安いものだと判断して、買うことにした。…のであるが、これは夢だった。えらいリアルであった。本当にこんなことがあったら、買うだろうか?

    註:本当は日本生態学会誌は第4巻からしかないので、第1巻から第3巻は別の名称の2つの雑誌であるが、これらもそろっていた。このあたりの経緯は、「生態学会の発足時に関する3つの座談会について」(日本生態学会誌,53,137-154)に掲載されている。
    今日見た主な花:ツタバウンラン・ヒメオドリコソウ

    (2004-02-12)

    ここ1週間ほど論文を2つ並行しつつ書いていた。一つは他人が書いた文章の分量を減らしつつ、論文にしていく作業。こっちは大きな論文ではなく、ポスター発表の要旨のようなもの。大体終わったと思っていたが、共同研究者にメールで送ったら、修正事項が出てきたので、もうしばらくかかりそう。もう一つは以前に自分が書いた未完成の文章を完成させていく作業。一応完成したが、しばらく寝かせて、内容を少し忘れたころに修正作業をする予定。
    寝かせている間に、別の論文を書こうと思う。でもその前に、解析をしないと…。方針は決まっているが、あまり作業は進んでいなかった。

    (2004-02-13)

    秀丸エディタというソフトがある。ちょっとふざけた名前だが、強力なソフトだ。強力といっても、すごくシンプルなソフトで単なるテキストファイルの編集ソフトだ。僕の場合、エクセルやワードは使わない日はあるが、秀丸エディタはほぼ必ず使うソフトで、いろいろな場面で登場する。ちなみに、秀丸エディタにはアカデミックフリー制度があるので、学生の場合は申し込みをして認められると無料で使用できる。僕も学生のころは無料で使ってた。
    秀丸エディタの使い道。当然のことながら、テキストファイルの編集。論文を書いたり、メモを書いたりするのに使う。MS Word などのワープロソフトよりも動作が機敏だ。次は、HTMLの編集。このホームページは秀丸エディタで書いている。また、メールの閲覧と作成にも使っている。こちらもちょっとふざけた名前の鶴亀メールという姉妹製品のメールソフトがあって、そのエディタとして使用している。
    最近は、xdoc2txtと組み合わせて、膨大なPDFファイルの検索にも使っている。まずは、 xdoc2txt を使用して、PDFファイルからテキスト部分を抽出する。次に、秀丸エディタの grep機能 により抽出したテキストファイルから文字列を検索する。その結果はファイル名の一覧と検索した文字列の存在する場所(行数)として表示される。タグジャンプ機能を利用すると、検索した文字列を含むテキストファイルの該当部分にジャンプして開いてくれる。こんな感じで、すごく便利だ。PDFファイルが膨大だとテキスト化にはそれなりの時間がかかるものの、後の検索では短時間にして目的のファイルにたどり着ける。Acrobat reader 6.0 でも同様のことはできる。しかし、すごく時間がかかり、秀丸エディタで作業をするほうが断然効率的だ。
    秀丸エディタはこの他にも、他のソフトと組み合わせることで英語の翻訳やスペルチェックにも使える。長くなってきたので、続きはまた後日に。

    (2004-02-14)

    秀丸エディタの活用方法についての続き。わざわざ活用方法をホームページに書くのは、今まで秀丸エディタを使っていない人にも便利さを体験して欲しいというのもあるが、半分は自分のためのメモでもある。年に1回ぐらいの割合でパソコンを再インストールしなおしたりする。データのバックアップは毎日取っているので問題ないのだが、登録していたマクロのバックアップは普段取っていない。そして、インストールしなおしたときに、どんなマクロがあったのかを忘れていることがよくある。そんな時のためのメモである。
    PDIC英辞郎は英和・和英の辞書としてもかなり使える。このセットにスペルチェッカーというマクロを組み合わせると、英語のスペルチェックが簡単にできる。たぶん、MS Word のスペルチェックとも引けを取らないと思う。また、PDICW DDE Popup Search macro for 秀丸というマクロを組み合わせると、カーソル上の英単語の日本語訳を即座に知ることができる。
    これらとは別に、WEB翻訳・検索サービス連携マクロを使うと、秀丸エディタ上の英語の文書をインターネット上の翻訳サービスを使って翻訳してくれる。また、このマクロは英文だけでなく、国語辞典や場所の検索なども可能である。
    文字数カウントマクロを使うと、文書の文字数を数えることができる。文字数制限のある文書を書くときには重宝する。
    秀丸でFTPするマクロを使うと、ファイルの転送も可能である。これはごく最近知ったマクロであるが、当分はこのページの更新もこのマクロを使ってやろうと思う。
    とりあえず、僕の秀丸エディタの活用方法はここまでで。でも、秀丸エディタにはさらに豊富なマクロや正規表現による検索・置換機能があるので、活用方法はまだまだあるだろう。
    今日見た花:ホトケノザ

    (2004-02-17)

    今までは文献をエクセルで管理していた。エクセルでもデータベース関数などを使えばいろいろとデータベース機能を使えるのだろうが、MySQLで文献も管理することにした。ただし、完全には移行しきれないので、エクセルと併用するつもりだ。早速データベースを作成して、重複したものがないかどうか確認したところ、8つも重複している文献が見つかった。これからはコピーしたり取り寄せたりする前にちゃんと確認をしよう。

    (2004-02-18)

    メーリングリストにはいろいろとあるけど、特に、その道のプロの科学者の方の議論を直接見ることができるというのはすごいことだ。biometoryという生物統計関係のメーリングリストでは、20年前のパソコンの状態と今の状態では全く違うので、その時代に合った解析方法を選択する必要があるということが議論されている。昔は、計算機がなかったりあったとしても性能上の問題からいろいろな手法はつかえなかったため、無理やり正規化などをして計算していた。でも、今ではそんなことをしなくても、個別の状況にあった方法を取ることができる場合が多いということだ。
    最近はプログラミングをほとんどしてませんでした。でも、簡単なデータの整形のプログラムを作る必要が出てきた。プログラムについて結構忘れていることが多いので、自分自身で書いたrubyのページを参考にして、プログラムを作った。でも、まだ完成はしていない。

    (2004-02-19)

    「個体郡の構造と機能」「群落の機能と生産」の復刊が決定した。これで朝倉書店の「植物生態学講座」の全5冊が復刊されて、揃った。自分が要望した本の復刊率は100%になった。
    プログラムの続き。それにしても、前に作ったプログラムは良く分からない。新しく作ったほうが早いかも、と思ってしまう。今回は特に以前作ったものをちょっとだけ修正する予定だったのだが………なかなか終わらない。
    今日見た花:オランダミミナグサ・オオイヌノフグリ

    (2004-02-22)

    学生時代からかかわっている和歌山のミカン園に行ってきた。ここは和歌山の下津町にあるミカン園で、農家の方と京大の農薬ゼミというサークルがいっしょになって、活動をしているところです。農薬はミカンを食べる人にとっても危険ですが、作る人間にとっても危険なものです。そういう観点から出来るだけ不要な農薬は省きながらミカンをつくろうという取組みを始められました(省農薬みかんと呼んでます)。この取組みは30年続いています(ちょうど僕の年と同じ)。
    前置きが長くなったが、そこでミカンの間伐の作業をしてきた。木が大きくなったために作業がしにくくなってきたためだ。昨日は天気もよかったので、張りきってきってしまった。ミカンの木はスギやヒノキと比べるとだいぶ堅い。案の定、筋肉痛になってしまった。
    数日間作業を続けていたプログラムが完了した。やりだすと、ついついのめりこんでしまう。始めのうちは、理解不能だった自分の過去のプログラムでも、しばらく見ていると、だんだんと何がしたかったのかがわかるようになった。そのあたりを中心に、プログラムにコメント(メモ)を付け足した。
    今日見た花:ハコベ・オランダミミナグサ・オオイヌノフグリ・ホトケノザ・フキ

    (2004-02-23)

    家のパソコンは、普段はウイルスチェックをしていなかった。でも、最近は動作がなんとなく不安定な気がしていたので、フリーのウイルスチェックソフトのAVG Anti-Virusを導入することにした。確認したところ、ウイルスは検出されなかった。とりあえず、安心した。
    今日見た花:ホトケノザ

    (2004-02-24)

    Rubyのプログラムでは、解析用のデータの変換をしていた。すぐに必要な変換だけを作っておく予定だったが、またどうせ時間が経つと忘れてしまうので、ついでに他のデータの変換のプログラムもつくった。それにしてもプログラムをやりだすとのめりこんでしまう。上手くいくときは楽しくてのめりこみ、エラーでなかなか上手くいかないときは悔しくてのめりこんでしまう。

    (2004-02-25)

    昨日の朝、自分の職場のメールアドレスあてにメールを送ったつもりだった。でも、職場で確認してもメールは戻ってこず。個人アドレスあてにも配信不能などのメールも返ってこない。おかしいなあと思って、送信メールを確認したら、全く別人にメールを送っていた。そら届かないはずだ。しかも、送った相手はインドネシアの知合いだった。たぶん、文字化けしたようなメールが来て、向こうは変なメールがきたと思っただろう。あわてて、お詫びのメールを送った。
    今日見た花:ホトケノザ

    (2004-02-26)

    久々にSF小説を読んだ。仕事で研修に1週間行っていたのだが、そこで知合った人が仕事をしながら趣味でSF小説を書いているといたのだ。研修から帰ってきて、早速その本を買い求めて、読んだ。なかなか面白かった。ちなみにタイトルは「歩兵型戦闘車両ダブルオー」です。
    今日見た花:ホトケノザ・ジンチョウゲ

    (2004-02-27)

    普段は小説なんて全然読まないのに、「歩兵型戦闘車両ダブルオー」に続いて、芥川賞受賞の二作品を読んでいる。これを読み終わったら、当分はまた読まないだろう。
    今日見た花:ホトケノザ・ジンチョウゲ

    (2004-02-29)

    芥川賞受賞の二作品の二作品を読み終えた。小説を読むなんて何年ぶりなんだだろう。
    最近特に目が悪くなってきたようだ。仕事のし過ぎということはないので、仕事以外でのパソコンの使いすぎか?
    去年の12月に行ったバリ島の報告を書くための資料収集がほぼ終わったので、あとは自分の取ってきたデータと集めたデータをもとにして、表の作成と原稿を書くのみになった。締め切りは3月末日だ。年度末でそろそろ仕事が忙しくなりそうだ。むちゃくちゃ仕事が忙しくならないうちに早い目にやってしまおう。
    今日見た花:ホトケノザ・ヒメオドリコソウ・ツタバウンラン・オオイヌノフグリ


    (2004-03-01)

    リンクのページ植物屋の覚え書きを追加した。植生調査のページの標本の作製の項目にも植物屋の覚え書きの中のコラムである「冬はシダの採集適期か?」「標本づくり−ちょっとした気配り」を追加した。このコラムは標本作成のための注意点が解説されていて、すごく参考になる。

    (2004-03-02)

    ハンディータイプGPSの精度がどれくらいかを実験することにした。実験といっても大したものではなく、同じ場所に置いといて、30秒ごとに位置を記録しておくだけだ。電池は最大で20時間したもたないので、1日ごとに取り替える予定。何日か定点観測してみて、記録されたデータがどれぐらい動くかを確かめる予定。
    衛星の軌道はTrinbleのホームページから planning software(約22MB) というソフトをダウンロードして、トリンブル衛星情報からダウンロードしたGPS衛星軌道暦ファイルを使えば、衛星の軌道予測もできる。大きくずれたり、電波が途切れたりする場合があれば、そのときの衛星の状態と比較することも可能かもしれない。
    植生調査のページにMacの場合でのeTrexシリーズのGPSデータをパソコンに転送する方法としてGPS(接続編) -eTrex+Mac/USB-を追加した。
    今日見た花:ホトケノザ

    (2004-03-03)

    GPSの精度実験の1日目が終わって、データをパソコンに取り込んだ。データを取った場所は建物に囲まれているために上空があまり開けていないところだ。4時間弱の観測で30秒ごとに位置を記録するようにしているので、約450地点のポイントデータが取れた。途中で15分ほどの間に4回も電波が途切れているところがあった。その前後にも、3回電波が途切れている。衛星の状態は確認していないが、たぶん捕捉可能な衛星の数が極端に少なくなったのだろう。データ全体では最大で中心地点から30mぐらいのずれが生じている。衛星の状態が悪いからか、単独測位の限界のどちらかだろう(両方というのもあるが)。上空が開けたところでのデータも取ってみたいが、安全にGPSを置いとけるところで、上空が完全に開けているところというのはちょっとなさそうだ。
    今日見た花:オウレン・カンサイタンポポ・タネツケバナ・ホトケノザ・オオイヌノフグリ

    (2004-03-04)

    寝かせていた論文を修正しはじめた。「はじめに」から読みなおして重大なことに気づいた。「はじめに」は書いている途中のまま寝かせてしまったのだ。とりあえず、「方法」「結果」「考察」「おわりに」の各項目は修正した。でも「はじめに」を書くのにはちょっと時間がかかりそう。
    今日見た花:ホトケノザ・オランダミミナグサ・ナズナ

    (2004-03-08)

    昨日はすごい雪だった。今朝でも六甲山に雪がだいぶ残っていた。
    年度末やらなんやかんやで論文を読んだり書いたりする時間があまりなくなってきた。
    1週間ぐらい前から、いろいろな木本の芽が動き始めている。気づいたものでは、マサキ・アラカシ・トウネズミモチ・ウバメガシなど。
    今日見た花:ホトケノザ・ナズナ・オランダミミナグサ・ジンチョウゲ

    (2004-03-09)

    今年に入ってから種子散布に関する英語の論文を読みまくっている。論文の中で参考になりそうな部分の原文をメモとしてテキストファイルに保存している。英語のままおいといてもいいのだが、せっかくなので簡単に日本語のメモも作っておくことにした。急に全部はできないので、毎日少しずつしようと思う。論文の引用文献として使うのはもちろんだが、メモをうまくまとめることができれば総説みたいなものになるだろうか?
    今日見た花:ホトケノザ・オランダミミナグサ・ナズナ・キランソウ・ノゲシ・オニタビラコ

    (2004-03-11)

    忙しいと時間が経つのが早く感じる。今週は久々に早かった。あっという間にもう明日は金曜日だ。
    今日見た花:ホトケノザ・ナズナ・オランダミミナグサ・ジンチョウゲ・ノゲシ・キランソウ

    (2004-03-13)

    久々に昼前までゆっくりと寝た。そしたら一日が短かった。あたり前か。
    植生調査のページの謝辞に載せている澤田佳宏さんがホームページを作られてるので、謝辞のところからリンクした。他人のホームページ(特に日記)を見るのはなかなか楽しい。内容が充実することを期待しています。

    (2004-03-16)

    年度末で時間があまり無くてなかなか論文を書くのが進まない。それでも、3月末までにひとつ報告を書かなければならない。
    今日見た花:ホトケノザ・オランダミミナグサ・ナズナ・アセビ・キランソウ・ノゲシ・オニタビラコ・ノボロギク・ヒメオドリコソウ・キウリグサ・アメリカフウロ

    (2004-03-17)

    暖かくなってきた。現場に出るといろんな虫が飛んでいる。
    今日見た花:シキミ・ホトケノザ・オランダミミナグサ・ナズナ・オニタビラコ・ヒメオドリコソウ

    (2004-03-18)

    東京大学の角谷さんのホームページのリンク集で紹介されている週刊新刊案内リンク集の本屋の項目に追加した。1週間ごとで発行される本の一覧がみれるようです。本屋に行かなくても、ざっとタイトルに目をとおすことができるので便利だ。普段はあまりみないジャンルの本を見てみると面白い。
    今日見た花:シキミ・ホトケノザ・オランダミミナグサ・ナズナ・オニタビラコ・ヒメオドリコソウ

    (2004-03-21)

    家で使っているノートパソコンのトラックポイントのキャップが3年前に買ったときのものをずっと使っていたので、だいぶ痛んでいた。ここのところ、長い間パソコンを使っているとトラックポイントを操作する指先が痛くなっていたのだが、新しいのに代えると、操作が楽になった(気がする)。
    キレンジャクかヒレンジャクか両方の混ざった群れを見た。電線にとまって糞を次々としていた。何を食べているのか観察したかったが、下に入ると糞を浴びてしまうので、ちょっと近づくのは危険だった。しばらくすると飛び去っていったので、何を食べているのかを観察した。もともとの実の形はほとんど残っていないが、中にはそのまま残っているものがあって、ピラカンサの実のようだった。
    今日見た花:ヒメウズ・ソメイヨシノ・キウリグサ・セイヨウタンポポ・シロバナタンポポ・ツタバウンラン・カラスノエンドウ・スズメノエンドウ・オオバヤシャブシ・オニタビラコ・ノゲシ・ナズナ・ハコベ・オランダミミナグサ・ヒメオドリコソウ・ホトケノザ

    (2004-03-23)

    「論理学がわかる事典」という本を読んでいる。前半部分は、すーっと読めたが、途中で「PならばQ」という論理学の本質についての考察のところで、少しつまづいている。ちょっとまじめに考える必要がありそう。
    今日見た花:キランソウ・ソメイヨシノ・セイヨウタンポポ・ヒメオドリコソウ・ホトケノザ

    (2004-03-24)

    雑文のページの中にバリ島の水田周辺の植物相をアップした。2002年と2003年にバリに行って調査したときに確認したものです。まだまだ、増やしていくべきものはたくさんある。他人に見せてどうこうというよりかは、こんど調査に行くときのためのメモです。フロラリストを持っていくのを忘れても、最悪インターネットで確認することができる。でも、現地のパソコンでは日本語表示はできないだろうなー。ローマ字表記も用意しておくべきか?
    国立環境研究所の竹中明夫さんのページを見ているといろいろと参考になる。「最近の様子」でリンクされている文字化けについてを読んだ後に、Perl や Ruby で日本語表記がうまく処理されないことがあったのを思い出した。たぶん文字化けと同じような理由でうまく処理されなかったのだろう。
    今日見た花:ソヨメイヨシノ・カンサイタンポポ・セイヨウタンポポ・キランソウ

    (2004-03-25)

    「論理学がわかる事典」を引き続き読んでいる。つまづいたところはとりあえず解決。読むスピードは格段に落ちているものの、論理学と数学の集合(特に包含など)との関係や人間の認知との関係やその他もろもろとの関係をいろいろと考えたりしているので、思考回路の興奮度は結構高い。ただし、思考の結果をうまくまとめて言語化はできていない。
    人間の認知方法に関する学問である認知心理学はもともと好きな分野だ。それにもまして、最近読んだ「バカの壁」の影響を受けているので、論理学と認知方法との関係が思考回路の中に大きな位置を占めていて、思考回路の興奮度を増している。
    今日見た花:キランソウ・ヒメウズ

    (2004-03-26)

    昨日、人事異動の内示があった。あったのだが、自分自身への内示は無かったので、残留が決定で4年目に突入。3年も同じところにいると結構いろいろと要領よくできるようになる。4年目にもなるとさらに要領よくなるはずだ。ということで、来年度の目標は「たくさん休みを取ること」かつ「効率よく休みをとること」かつ「有意義に休みをとること」。休むことばっかりやん。
    今日見た花:スミレ・オランダミミナグサ・ナズナ・ホトケノザ

    (2004-03-27)

    Rを勉強し始めた。参考にしているのはYahoo! の 自然科学と技術 > 数学 > 統計学 > ソフトウェア からリンクされているページ。統計解析やグラフの作成などができるようだ。General Rweb-jp interfaceではオンライン上で R を使うことができるようなので、とりあえずは自分のパソコンにインストールせずに試用中。自分自身ではプログラムはまだ組んでいない。サンプルを使っているが、比較的短いプログラムで結構高度なグラフが書けて、すごく面白い。

    (2004-03-28)

    Rの勉強の続き。R 入門というページやそこからリンクされているところが、結構役立つ。
    インターネットでちょっと調べ事をしていたら、自分の日記のページが引っかかってしまった。なんとなく恥ずかしい。
    六甲山の半縦走をした。ほぼ1年ぶり(前回は2003年4月27日)だった。去年よりは楽に歩けたような気がする。しかも、前回は摩耶山でリタイアしたが、今年はもう少し先まで進めた。体調は悪くなかったが、飲み会の次の日に行ったのは失敗だった。始めがしんどくて、途中から次第に調子が出てきた感じ。日記をみると、去年は二日酔いの次の日に半縦走をしている。飲み会の次の日や二日酔いの次の日に半縦走をするとはなんとも無謀というか自分自身のあほらしさを実感した。
    今日見た花:ヤマザクラ・ムラサキケマン・コバノミツバツツジ・ヒカゲスゲ?・クサイチゴ・アオキ・アセビ・ヒサカキ・ヤブツバキ・カキドオシ・タチツボスミレ・センボンヤリ


    (2004-03-29)

    六甲山の半縦走の次の日はやっぱり筋肉痛だ。去年と同じく太股からお尻のあたりがいたい。でも、筋肉痛も関節痛の程度去年よりはだいぶまし。
    今日見た花:カンサイタンポポ・タムシバ・ショウジョウバカマ

    (2004-03-30)

    「論理学がわかる事典」は、始めのほうも面白かったが、終盤に近づくにつれてさらに面白くなってきた。中でも5章11節の「望ましい推論を続けていくコツは?」は論文を書くときにも使えそうだ。本文をそのまま引用するのは簡単だが、できれば自分自身の言葉で説明したい。できるようになったら、日記で公開します。
    今日見た花:タムシバ・ヒメウズ・キランソウ

    (2004-03-31)

    足首の痛さは治ってきたが、左の手首が原因不明で痛い。何か原因がわかっていたら対策もあるのだろうが、何故かが分からないと対処のしようがない。とりあえずは、様子をみよう。
    去年の12月にバリ島に行ったときに、デジタルカメラを水田の中に落としてしまって、壊した。海外の旅行保険に入っていたので、保険金の請求をしたところ、デジタルカメラの購入代金には足りないものの、それに近い金額が支払われた。次のデジカメはちょっとグレードアップしたものを買う予定。
    今日見た花:タムシバ・ヒメウズ・コオニタビラコ


    (2004-04-01)

    クスノキの葉が更新しつつある。去年よりも10日から2週間くらい早いようだ。
    ここのところウイルスのメールがやたら多い。これだけたくさん来るということは、それだけ感染しているパソコンがたくさんあるということだろうか?

    (2004-04-04)

    ここのところ論文を書く意欲が下がっている。まさしく粕谷英一さんの”田舎”で生き延びる方法にでてくる「やる気」のモデルのとおりである。年度末に仕事がやや忙しくなって、すこし研究をほったらかしにしていたら研究意欲が下がってしまった。
    一週間ほど前から研究意欲が下がっているのを自覚しつつあったが、なかなか自分ひとりで意欲を高めるのは難しい。この一週間はあまりできなかったが、また論文を読んだり書いたりすると意欲も高まるだろう。
    今日見た花:キランソウ・オニノゲシ・ツタバウンラン・マツバウンラン

    (2004-04-05)

    今日はちょっとだけだが、論文を書いた。読むのもちょっとだけ読んだ。継続は力なり。ということは、継続しなかったら、力にならない。明日も続けるぞ。
    復元というフリーソフトを見つけた。削除してしまったファイルの復元やファイルの完全な消去ができるようだ。お世話になることは無いほうがいいが、万が一必要なファイルを削除してしまったときの助けにはなりそう。
    今日見た花:キランソウ・オニノゲシ・ツタバウンラン・マツバウンラン・ヒメウズ・ヒナゲシ

    (2004-04-07)

    謎のファンクラブであるビロードテンツキファンクラブMEMOにある日々粗忽 in Thailandがすごく面白いので、リンク集に追加。これに触発されて、バリの調査日記を書きたくなった。記憶の残っているうちにアップしたい。

    (2004-04-08)

    デジタルARENA / デジタルカメラ編 というページにデジカメをはじめいろいろな撮影のテクニックが載っている。これによると僕の撮影している写真のほぼ全てが「日の丸構図」(中心に主題をおいて構図を考えていないでとっている)らしいく、センスのない構図のようだ。センスある構図の基本は「三分割法」らしい。
    地理情報分析支援システムMANDARAというソフトを見つけた。無料版もあるし、シェアウエァ版は3000円と低価格で、3000円以上の価値は十分にありそう。しばらくは無料版でいろいろと試す予定。

    (2004-04-10)

    詭弁論理学を読んだ。詭弁を使いたいわけではなくて、詭弁を使われた時のその対処法を身につけるのが目的だ。詭弁を結論としては詭弁を使われたときにでも、ひとつずつ理論をつめる重要性がよくわかった。
    ビロードテンツキファンクラブにある日々粗忽 in Thailandに触発されて、バリ島の調査日記を雑文のページに追加。

    (2004-04-12)

    雑文のページにあるバリ島の調査日記に感想のメールを頂いた。ありがとうございます。それをうけて、内容を少し追加・修正。また、生態学会誌に野外調査の心得や海外調査の心得が載っていたのを思い出したので、植生調査のページに調査心得という項目を追加して、生態学会誌の掲載ページを紹介した。
    今日見た花:マツバウンラン・ツタバウンラン・セイヨウタンポポ・ハナズオウ・キランソウ

    (2004-04-13)

    論文を書いたり読んだりしている。読むのは時間を使えば使ったなりにの量を読めるが、書くのは時間をかけても質・量ともに良いものがかけるとは限らない。一気に進んだつもりでも、ほとんど進んでなかったり、後で読んだら論点が一致していなかったり。

    (2004-04-14)

    データの解析用にRubyでプログラミングをしている。でも、しばらく使わないと忘れてしっていて、なかなか思うようにはすすまない。1日で終わるつもりが、まだ半分も進んでいない。
    と書いた後で、なんとか最後までプログラムを書き上げた。でも、予定したとおりには動いてくれない。よくあることだ。
    またまた、その後でプログラムを修正して、ようやく思い通りに動くようになった。プログラム自体は以前に作っていたプログラムへの機能の追加なので、ほぼ予定通りに比較的短時間で終えることができた。Rubyのオブジェクト指向の利点を初めて使ったような気がする。
    ちなみにプログラムはモンテカルロ法による計算をさせるもの。

    (2004-04-15)

    Rubyで使えそうなメソッドを作った…つもりだった。でも、後で本を読んでみると、作ったものとほぼ同じ機能のメソッドがあった。ほかもいろいろと見ていると、いちいち長ったらしく書いているプログラムは、別のメソッドを使えば簡単にできそうだということがわかった。
    使える手法が少ないとその中で無理やりやろうとするので、力任せの汚いプログラムになってしまう。暗記する必要はないが、もう少しどんな手法があるかをある程度しっておくとよりスマートなプログラムになるだろう。

    (2004-04-18)

    本の紹介を久々に更新した。前に紹介しようと思っていた 蝶のきた道海をわたる蝶は、両方ともだいぶ前に読んだ本である。「個体群の構造と機能」「個体群の機能と生産」はちょっと前に復刊されたもの。でも、在庫があるかどうかは不明。
    今日見た花:クサノオウ・ウワミズザクラ・ヤマザクラ・コバノミツバツツジ・ヤマツツジ・ウマノアシガタ・ゲンゲ・タチツボスミレ・スミレ・シハイスミレ・カンサイタンポポ・セイヨウタンポポ・カキドオシ・ヒメウズ・ヤマフジ

    (2004-04-20)

    国立環境研究所の竹中さんが書かれた「計算すれば分かる」ところまで分かったか?は、生態学の現地調査で何を調査するべきかを考える上で参考になる。内容はモデル化の話が中心であるものの、一般的な生態学の話としても十分通じる内容である。
    今日見た花:フデリンドウ・ウワミズザクラ・ヤマザクラ・コバノミツバツツジ・ヤマツツジ・ウマノアシガタ・ゲンゲ・タチツボスミレ・スミレ・カンサイタンポポ・セイヨウタンポポ・フジ・ミヤマガマズミ・ヤマブキ・ヘビイチゴ・ノミノフスマ・クサイチゴ・ニガイチゴ・キュウリグサ・ハナイバナ・マルバアオダモ

    (2004-04-21)

    Ruby Entry Package for Win32 をインストールしようとして、自分の書いたRubyのインストール方法からリンクしているところへとたどったら、ダウンロードできなくなっていた。代わりに、ActiveScriptRubyへのリンクを追加した。

    (2004-04-22)

    Rubyによるプログラムはちょっとは上達したようなきがするが、原因不明で思うように動かないことも結構ある。そのときはやっぱり力任せの長ったらしいプログラムになってしまう。
    今日見た花:ムベ・コマツヨイグサ

    (2004-04-25)

    しばらく続けていたRubyによるプログラミングが完了した。今回のプログラミングでだいぶオブジェクト指向のプログラミングについてわかった(つもり)。忘れないうちにRubyのページにメモを書いておこうと思う。

    (2004-04-26)

    Ruby で書いたプログラムを実行している。一つのデータセットに対して、同じ計算を500回づつ計算させている。同じ計算とは言っても、乱数を発生させていて組み合わせを代えている。カウンタがないといつ終了するのかが分からず、いらいらする。これは精神上よくないので、繰り返し回数を表示するカウンタをつけた。回数をDOS窓に表示するだけの単純なものだが、これだけでもだいぶ安心する。

    ちょっと前に読んだ論理学がわかる事典という本に書いていたことのメモ。
    ある仮説を検証するためにいろいろと調査をした。あとはAということさえ分かれば、Bということがすばらしい結論が得られるのに、どうしてもAということは言えない。このような場合には、次のように結論付ければいい。 結論:「Aならば、Bである」ということがわかった。
    また、CかDのどちらかだけが成り立つことがわかったけれども、断定できないという場合には次のように結論することもできる。結論「Cでないならば、Dである」ということがわかった。
    論文としてものにならないまでも、少なくとも次の研究テーマを示すものには十分なるでしょう。
    論理学がわかる事典本の紹介に追加。
    Rubyのよく間違うこととヒントにメモなどを追加。久々の更新。
    今日見た花:カタバミ・コマツヨイグサ・オニノゲシ・ヒナゲシ・マツバウンラン・ツタバウンラン

    (2004-04-28)

    昨日の雨と風はすごかった。街路樹の下を歩いていると、風によって落ちた葉っぱや枝がたくさんある。この時期は新芽が出てすぐなので、まだ新しい枝がやわらかい。やわらかい枝はある程度の風まではしなやかに受け流すのだろう。でも、それ以上になると引きちぎられるのだろう。大風による撹乱というのは結構大きな撹乱のような気がする。その影響の大きさを知りたいが、定量的に測る方法というのがよく分からない。
    今日見た花:ハルジオン・コマツヨイグサ・オニノゲシ・ヒナゲシ・マツバウンラン・ツタバウンラン

    (2004-04-29)

    自作の Ruby でのプログラムや他のプログラムで解析した結果をグラフで表示するためにRを使おうとして勉強してた。始めの頃は「なんか使いにくいなー」と感じていたが、いろいろと触って分かってくると非常に使い勝手がいいことが分かってきた。まだ、分からないこともたくさんあって、自分のものとして使えるようになるには、まだしばらくかかりそう。グラフを書くコツとかは、もう少し分かってきたらどこかのページにアップする予定。
    Rubyのよく間違うこととヒントに配列のデータをRでの入力用に出力するメモを追加。

    今日見た花:ニワゼキショウ・ニセアカシア・モチツツジ・カタバミ・コマツヨイグサ・ヒナゲシ・マツバウンラン・ツタバウンラン


    (2004-05-01)

    国立環境研究所の竹中さんの過去の様子でデータ解析やシミュレーションの結果を自動的にグラフにするのには、 R がお勧めということが書かれていた。
    Ruby でのプログラミング・R の勉強・ポストスクリプトファイルからPDFファイルの作成などについてインターネットやら書籍を調べて、ようやく自動化するための枠組みができた。細かいところはもう少し修正する必要がある。R のヒントなどとあわせて全体の仕組みについてメモをアップする予定。自動化の全体的な流れは次のとおり。
  • Rubyでデータ解析や解析結果を整形して、テキストファイルに出力する。
  • Rでテキストファイルを読み込み、グラフを表示するポストスクリプトファイルを作成する。
  • Ghostscriptポストスクリプトファイルを読み込んで、グラフを表示したPDFファイルを作成する。

    (2004-05-02)

    Ghostscriptを使わなくても、Rから直接PDFやjpg形式で出力できることがわかったので、Ghostscriptをアンインストールした。
    使えば使うほど、Rのすばらしさを感じる。データ解析は大学のときはひたすらエクセルでの手作業をしていた。眠たいときなんかはボーっとして、どこまでやったか分からないこともしばしばあった。最近はRubyによるプログラムで解析しているものの、その先のグラフ作成などはエクセルやパワーポイントを使っていて、やっぱり手作業がだいぶあった。RubyとRとの組み合わせで、手作業による解析やグラフの作成はだいぶ少なくなりそう。Rubyでのプログラム作成やRでの作図命令(これもRubyのプログラムの中に入れている)の記述には多少時間がかかるものの、一度プログラムを組んでしまえば、二度と同じ手作業をしなくてもいいというのが嬉しい。

    (2004-05-05)

    Rはすごく気の利いた言語なので、使いやすい。ただ、気が利きすぎていてるためプログラムの記述が省略されている場合には、初めて見るプログラムを理解するには少し時間がかかるのが珠に瑕だ。
    RについてはRjpWikiやそこからリンクされているページが参考になる。本ではSによるデータ解析工学のためのデータサイエンス入門−フリーな統計環境Rを用いたデータ解析−とが良い。The R Book−データ解析環境Rの活用事例集−の出版も待ち遠しい。

    (2004-05-06)

    RjpWikiなどに使われているWikiという仕組みは面白そう。一人でも複数の人でもいいので、情報をウエブ上で共有して育てていくのに使えそう。単なる掲示板やウェブログとは一味違うような感じ。こんな説明では良く分からないと思いますが、興味のある人はWikiRoomで無料で使えるので、お試しください。
    今日見た花:エゴノキ・ニセアカシア・ツタバウンラン

    (2004-05-07)

    去年の夏に統計や解析についての勉強会をした。そのときの資料をきっちりとまとめてホームページ上で公開しようと考えていた。少しは手を加えたのだが、きっちりとまとめようとすると労力が莫大であることがわかった。ほっておいてもそのままお蔵入りするだけなので、とりあえず統計のメモとして公開します。時間があれば、修正をしていくかも知れません。
    今日見た花:カモガヤ・センダン

    (2004-05-08)

    久々にちゃんとした森林の調査をした。調査地は車の置き場から近いし、暑くもなかった。でも、調査地が5年ごとに伐採をしているところのため、ナガバモミジイチゴやニガイチゴが繁茂して大変だった。いつもは憎たらしいサルトリイバラがかわいく見えた。
    今日見た花:イヌザクラ・ウワミズザクラ・コガクウツギ・ヤブタビラコ・オニタビラコ・キリ・ニセアカシア・ハルガヤ・カキドオシ・マルバアオダモ

    (2004-05-10)

    この先は更新しそうにないページをこのページの下にまとめた。それにともなって、ページ上部の目次を変えた。
    今日見た花:スイカズラ・センダン

    (2004-05-13)

    電車で寝てたら、よだれをたらしてしまっていた。普段は寝る前に口の中のつばを飲み込んでおいて、よだれがたれないようにする。今日は本気で寝るつもりが無かったので、油断をしていた。
    今日見た花:ホオノキ・シイ・ヤブジラミ・ニガナ・ノアザミ・アメリカフウロ・タニウツギ・モチツツジ・キリ・ニセアカシア・スイカズラ

    (2004-05-14)

    パソコンのBIOSの設定をいじっていたら、パソコンが起動しなくなってしまった。ハードディスクからは立ち上がらないようにして、PCカードから起動させようとしたが、失敗したからだ。まあ、ここまではそうなるかもしれないと思っていて、予定通りまたすぐにBIOSの設定をもどして、ハードディスクから起動するつもりだった。でも、BIOSの設定を変えられなくなってしまったのは予定外。しょうもないことをしてしまったと悔やみつつ、フロッピーディスクから起動したりいろいろと試したところ、ハードディスクをはずして起動するとBIOSの設定変更が可能であることが分かった。

    (2004-05-17)

    〈R〉でくらくら「クラスター」のはじめらへんに、「人間はなぜ分類するのか?」ということに対する認知心理学的な考察が書かれている。共感する部分が多く、興味深い。

    (2004-05-19)

    まだ、梅雨でもないはずなのに、雨の日が多い。今年はちょっと季節の進み方が早い?
    今日見た花:ドクダミ・タニウツギ・ツユクサ・コナスビ

    (2004-05-24)

    The R Bookを購入した。出版日は6月1日になっているが、普通の本屋とかインターネット上の本屋とかでは既に購入可能。Rについて日本語でまとめて書いた本はほとんどないに等しい状態だった。でも、これでだいぶRも普及していくと思う。
    今日見た花:ウツギ・テイカカズラ・ドクダミ

    (2004-05-25)

    時系列解析では、全体的な傾向と定期的な変動とそれ以外の誤差という具合に、時間的な変化に伴うある観測値の増減を分析していく。時系列解析での時間軸をひとつの環境経度として捉えて、他の環境経度でも同じように使えないだろうか?ある環境経度上での値の増減をを時系列上の値の増減とおなじような感じに考えるのだ。例えば、斜面の上下での種の出現傾向を見る場合、大きく見れば斜面の上部から下部にかけて出現比率が大きくなる種であっても、局所的(短期的)には出現割合が極端に増減する場合もある。このようなときに全体の傾向とか周期的な変動などがあれば、それらを区別してうまく取り出せば、いい解析になるような気がする。既にされているかな?
    今日見た花:トウネズミモチ・ナンテン・コアジサイ・コツクバネウツギ・キリ・ノアザミ・ウツギ・タニウツギ・スイカズラ・コウゾリナ

    (2004-05-29)

    ここのところちょっとばたばたとしていて、論文を書くのが滞っていた。ちょっと気合を入れなおして書かなければ。
    今日見た花:ヤマボウシ・ウツギ・テイカカズラ・ドクダミ・トウネズミモチ・スイカズラ

    (2004-05-31)

    もう梅雨入りしたんだろうか?単に暑いのは苦にならないが、蒸し暑いのはすごく苦になる。バリは雨季も乾季もそれなりに暑かった。でも、蒸し暑くはなかった。
    今日見た花:ドクダミ


    (2004-06-01)

    具体性と抽象性について考えたこと。論文を書くときには、具体的なデータを示しつつ、ある程度抽象的な一般論まで話をすすめる必要があると思う。その時にどこまで抽象性を求めるのか?あるいは、どこまで具体的なデータで話をするのかということに悩む。植生学で言えば、具体的な話をするときは種名(和名でも学名でもどっちでもいい)を基にして、この種はこんな特性があって、また別の種はこんな特性があって、そして調査した現地の状況がどうこうで…という具合に積み上げていく。逆に抽象的なところから話をするときは、単位面積あたりの種数が○種であるとか言う具合に話を進める。
    ここで、具体的な種名をもって話をすすめる場合でも、種名というのは単に人間がつけた記号であって、その種の本来の生態学的性質とは基本的には何の関係も無い(註)。それよりも、種名が指している分類群が持っている様々な(生態学的・形態学的・分類学的…)性質を表現するために種名という抽象的な記号を用いているのだと思う。
    同じような土台をもった人間同士で話をしている場合では、具体的な種名を用いて話をしている場合は、混乱が少ない。でも、人によって想定している性質は違う場合もあるので、注意は必要だ。特に土台の違う人と話をする場合はなおさらだ。逆に土台が違う場合ではより抽象的な話の方がお互いに理解できる可能性が高いと思う。
    註:学名の場合は分類体系はある程度明らかになるし、和名であっても生息場所などから名前がついている場合もある。それでもやはり、分類学的に近い場合でも生息場所が違う場合も多いし、名前が似ていても全く分類体系も生息場所も違う場合も多い。

    (2004-06-03)

    やりたいことが沢山ありすぎる。ひとつづつ片付けていかないと。
    今日見た花:スズサイコ・ノアザミ・ミヤコグサ・トキソウ・イヌツゲ・キガンピ・コアジサイ・モチツツジ・クサノオウ・ニガナ

    (2004-06-04)

    自分の車のが通産で10万キロに到達(写真)した。しばらく前に、そろそろとかな思ってたけど、完璧に忘れていた。車を車検に出しに行って、どれぐらいの走行距離かを聞かれて、ちょうど10万キロぐらいだと答えて思い出した。車をみたら、本当にちょうどメーターは10万キロだったので、あわてて携帯電話のカメラで撮影した。
    今日見た花:ナンテン・トウネズミモチ

    (2004-06-05)

    久々にMySQLを使った。テキストベースのアプリケーションはいちいち手入力をしなければならないので、面倒くさいと思っている人が多いかもしれない。自分自身、前はそう思っていた。でも、実際のところキーボードでカタカタと打ち込む作業というのは割と少ない。既に打ち込んであるテキストファイルから必要な部分を複写+貼付けするからだ。多少は修正もするけど、修正したものをまた置いておけば、次の時にはまたそのまま使える。
    マウスで操作方法するアプリケーションはとっつきやすいけれども、その操作を自動化しようとすれば、マクロを組まなければならない。MySQLRはテキストベースのアプリケーションなので、はじめからマクロを組んでいるようなものだ。でもその分、操作するための言語はそれほど難しくは無くて、覚えてしまえばいろいろと好きなことができる。
    今日見た花:ネムノキ・ナンテン・ネズミモチ

    (2004-06-07)

    岐阜大学の澤田佳宏さんから、統計のメモのページの順序尺度の項目について、少しおかしな点があるというメールをもらった。ありがとうございます。早速修正した。
    修正しながら思った。もともとレイアウトには凝らないのだが、それにしても統計のメモのページは読みにくい。時間があればもう少し読みやすいように編集したいと思う(時期は未定)。それよりも、Rを使った実践編のゼミをやりたくて、そっちの準備を密かにしている。
    今日見た花:ネジバナ

    (2004-06-08)

    野外実験生態学入門を読みはじめた。この本の第3章までのところでは実験計画の立て方について書かれている。実験計画の話と統計学的な話がごちゃまぜにならずに書かれていている。基本的には野外実験向けの内容だが、野外観察にも当てはまることばかりで、すごく参考になる。でも、出版社がなくなってしまって、この先は絶版のため入手が困難になるのが残念。今ならまだアマゾンに在庫があるようなので、欲しい方はお早めに(他でもあるかも)。
    今日見た花:アカメガシワ

    (2004-06-09)

    7月にイギリスに行く準備。野草の写真図鑑を見ている。写真でだいたい属ぐらいまでは分かる。 ヨーロッパの植物が主体の本なので、結構役に立ちそう。
    雑文のページのレイアウトをちょっとだけ変更。見やすくなったかな?
    今日見た花:アカメガシワ

    (2004-06-11)

    ジャスコでドリアンを買った。1つの果実(2kgぐらい?)で2500円ぐらいだった。安い。ほどよく熟していたので、味もよかった。これで2500円だったら十分に満足できる値段だ。また近いうちに食べようと思ったが、朝日新聞のページに豊作ドリアン、安値でも食べ過ぎ注意! タイで死者2人という記事があった。goo ニュースにも同じ内容の記事があった。

    (2004-06-13)

    デジカメで取った写真をカメラ屋さんでプリントした。その後で、コンビニでもできることを知り、コンビニでプリントした。時々日記で書いているようにインターネットでいろいろなことができて便利になったと思う。コンビニも同じくだ。ただし、何か物足りない。でもやっぱり便利なものは使ってしまう。
    夏の夕焼けはあんまりきれいな記憶が無い。秋の夕焼けはきれいなものを見た記憶がたくさんある。何故だろう?
    今日見た花:ヤマボウシ・ネジバナ・ウツギ・アカメガシワ

    (2004-06-14)

    山道をあるいていたらナガバモミジイチゴの実がなっていた。食べようとしたけれど、ちょっと早かったようだ。やっぱり梅雨の真っ只中が適期か?
    ここのところ、体のバランス感覚がおかしい。ちょっとしたことでバランスを崩したり、あたらないはずのところで手や足の先があたってしまったりする。
    今日見た花:ウツボグサ・ネジバナ・アカメガシワ・ドクダミ

    (2004-06-15)

    研究テーマを決めるのは難しい。やりたいことをやるというのが基本だが、それだけでもダメだと思う。以下、研究テーマについてちょっと考えたこと。
    まず、研究する本人が面白いと思うテーマでなければならない。これは研究意欲に関わることである。自分自身が面白いと思わないテーマは研究への姿勢が中途半端になって、いい研究はできない。次に、他人も面白いと思うテーマでなければならない。自分だけが面白いと思うことでも自己満足だけの場合があるので、他人の意見を聞くことが重要である。さらに、まだやられていないテーマであることも必要である。既に明らかにされていることをやっても仕方ない。ただし、単にやられていないだけでなく、調査などにかける時間と労力を確保できる範囲でのテーマでなければならない。無限に時間と労力をかけられる人であれば話は別だが、普通は時間も労力にも制限があると思う。
    今日見た花:ネジバナ・アカメガシワ・スイカズラ・ツユクサ・ドクダミ

    (2004-06-16)

    帰宅途中に歩いていたら、車をとめて検問をやっていた。
    警察官「お酒は?」
    運転手「今日は大丈夫です」
    「は」というのが気になる。
    自分が検問を受けたらなんと答えるだろうか?「好きです」とか「やっぱりバーボンに限りますね」というふうに答えたら、警察官はどういう反応をするだろうか?

    (2004-06-17)

    X-Finderはタブ型のファイル管理ソフトで、複数のウインドウを立ち上げなくてもファイルの複写や移動が簡単にできて、なかなか使い良さそうなソフトだ。とりあえず職場のパソコンで試用中。使い勝手がよければ、家のパソコンでも使う予定。
    今日見た花:ネジバナ・アカメガシワ

    (2004-06-19)

    新大阪近くにて共同研究者との打合せ。いろいろと議論をした。例によって、その後はたんまり飲んだ。飲みながらも研究の話やらいろいろな話やらをした。楽しかった。
    今日見た花:ネジバナ・アカメガシワ

    (2004-06-20)

    父親からメールが時々来るのだが、今日のメールはバックアップソフトについて。自分が使っているバックアップソフトはRealSyncなので、それを勧めておいた。更新したファイルだけをバックアップするので、比較的短時間でバックアップが取れて便利なソフトである。
    今日見た花:ネジバナ・アカメガシワ

    (2004-06-22)

    昨日の台風は雨も風もすごかった。街路樹の枝とか葉っぱがかなり落ちている。河川や山での土砂の移動などがもたらす撹乱というのも結構大きいと思うが、こういった撹乱もかなり生態系に影響を与えていると思う。
    今日見た花:オシロイバナ・ネジバナ

    (2004-06-24)

    ここのところ毎日、手で測る簡易測定器で体脂肪を測っている。ちょっとした数値の変動は測定誤差や体調にもよるので、あまり一喜一憂してはいけないのは分かっている。でも、やっぱり目標値に近づくと嬉しくなって遠ざかると悲しくなる自分が情けない。
    今日見た花:オカトラノオ・ヒメジョオン・ヒメハギ・ウツボグサ・スズサイコ・ネムノキ・ネジバナ・キツネアザミ

    (2004-06-25)

    参議院選挙が昨日公示された。
    職場の後輩「選挙って行ったことありますか?」
    自分「もちろん毎回投票してるで」
    後輩「投票って行ったことないんですよ」
    自分の意思表示をする意味で、選挙に行くべきであって投票するべき候補者がいなかったら白票を投じるべきだと思うと言った。あとで思ったのだが、もし「政治の世界でやっていることがあまりにもあほらしくて、政治には関心がないという意思表示をするために選挙には行かないんです」と返事をされたら、どう答えるべきなのだろうか?納得すべきなのだろうか?

    (2004-06-27)

    久々に大掃除をした。それにしても、たくさんゴミを溜め込んでいたもんだ。だいぶ捨てたが、まだ本の整理とかが残っている。今日できなかった分は、来週にする予定。
    時々調子が悪くなるノートパソコンのディスプレイが本格的に調子が悪くなった。調子が悪くなるたびに思うのだが、そろそろ本格的に買い替えを考えるべきだろう。
    今日見た花:ネジバナ・ブッドレア

    (2004-06-28)

    ちょっとはましになったものの、相変わらずディスプレイの調子が悪い。パソコンを起動している時間の1/3ぐらいは画面がちらついている。でも、パソコンの動き自体には全く問題はない。

    (2004-06-30)

    ディスプレイの調子がもどりつつある。と書いたら、また調子が悪くなってきた。
    昨日、仕事の関係の現場に出ていてネザサがたくさんあるところに行った。ネザサでリード付の笛を作ってみたら、簡単にできた。そこまでは良かったんだが、調子に乗ってさらに細いところで作っていたら、選定バサミで指をちょっとだけだが切ってしまった。我ながらマヌケだ。
    今日見た花:ネジバナ・ドクダミ


    (2004-07-01)

    植物の個体数(密度)の推定をするときに、小さな調査枠をたくさんとるか、中ぐらいの大きさの調査枠を中ぐらいの量とるか、大きな調査枠をちょっとだけとるのか、どれがいいのだろうか?ただし、労力は一定で限られていることと分布はランダム分布していることを前提とする。
    調査できる労力は100m2分しかないとすると、例えば次のような調査枠の組み方が考えられる(本当はもっとあるが、とりあえず例として)。最適な調査方法というのはあるのだろうか?あるとすればどれだろうか?目的は単位面積あたりの個体数(密度)をできるだけ正確に区間推定することである。
  • 1m2の調査枠を100箇所
  • 2m2の調査枠を50箇所
  • 10m2の調査枠を10箇所
  • 50m2の調査枠を2箇所
  • 100m2の調査枠を1箇所
    答えは、まだ分からない。直感的にはどれも同じような気がする。ただし、n(調査枠数)があまりに小さすぎると統計手法で対処できなくなってしまうので、ある程度以上のnが必要だと思う。あとは、対象とするものの密度に依存すると思う。これらも含めて、Rでプログラムを組んでいる。

    (2004-07-02)

    昨日の続きの途中経過。
    単純に個体数の密度を推定するだけの場合で、同じ労力を使うのだったら、できるだけ小さな調査枠をたくさん調査する方が良さそう。でも、調査枠の設定にも労力は必要だし、記録にも労力が必要である。これらを考慮に入れると、常識の範囲であればどちらかと言えば大きめよりも小さめの調査枠を設定するのが良いということになる。
    ただし、上記の調査枠の設定や記録のための労力の話もあるが、それよりも群集生態学での調査をするのであれば、あまりに小さい調査枠にどんな意味があるのかということを考える必要もあると思う。あまりに小さい調査枠は、「0」という数字がやたらとたくさん並んで、時々「1」という数字が現れるようなデータしか生み出さない。こんなデータからでも統計学的にはいろいろな推定やら検定ができるだろう。ただし、群集を扱う時にはあまりにも味気ないし、他種との関係などを考える上では、あまりに小さな規模では物事を理解できないだろう。
    例えば、国立環境研究所の竹中さんのウエブページにある点過程解析用プログラム ppa-L:L関数の計算例 の結果を見てもわかるように規模の小さなところ(rが0付近のところ)では、分布の仕方に関わらず、L関数の値は0に近くなる。このL関数のように規模の大きさを変えていく、あるいは適度な規模を設定することで、どのような種間関係があるのかを理解することが群集生態学の大きな目的なのだと思う。
    とりあえずの結論だが、あまりに小さすぎる規模での調査は、よっぽどその目的が個体数の推定などだけに限定される場合を除いてはする必要はないと思う。適切な規模での調査方法の設定が必要だろう。といっても「適切な規模」というのは実際に設定するのは非常に難しいのも事実である。

    (2004-07-03)

    イギリスとの時差は9時間ある。今日の朝にメールを送ったが、すぐには返信がなかった。そりゃそうだ。向こうは深夜の1時とか2時だ。夜にメールを送ったら、すぐに返ってきた。こっちの21時すぎはイギリスではちょうど正午すぎなので、たぶんお昼ご飯を食べた後の休憩がてら、メールを送ってくれたのだろう。

    (2004-07-04)

    不在差投票に行った。ここのところ選挙投票日に投票所には行っていない。
    2004年の分だけだが、日記の古いところに日付単位でリンクをして飛べるようにした。2004年1月1日の日記へのリンクは diary2004.html#0101 である。
    ここのところ論文のためのデータ収集で図鑑とにらめっこをして、1種ずつその生育地をみている。これから当分はその進み具合を「今日の成果」として書く予定。
    今日見た花:ウツボグサ・テイカカズラ・ドクダミ
    今日の成果:70種(累計70種)

    (2004-07-05)

    さぼらずに毎日やることに意義がある。
    ディスプレイは何故だかまたもとどおりになった。一時的な不安定さは何なのだろうか?太陽での黒点の活動の活性による電磁波の影響とか?でも、それだったら他のPCのディスプレイも同じように調子が悪くなるはずだ。
    今日見た花:ネムノキ・オカトラノオ・ネジバナ
    今日の成果:62種(累計132種)

    (2004-07-06)

    汗をかいた後の冷たい飲み物はおいしいけれど、飲みすぎるとお腹がタプタプになってしまう。あまり冷えていない方が余りのみ過ぎずないので、ちょうどよい。
    ここのところ気になる言葉がある。「○○になります」という表現だ。何でもかんでも「○○になります」という言葉で終わると丁寧に聞こえるようだが、なんだか馬鹿にされたような気にもなる。「○○です」と言えばいいのをわざわざ持って回ったような言い方をされたような印象を受けるからだろうか。
    今日の成果:231種(累計363種)

    (2004-07-07)

    今日はたくさんやっつけた。来週末からイギリスに行くのでそれまでにやれるだけやっておきたい。
    プログラムは作ったときには完璧なつもりだが、いろいろとやってみると不具合を持っていることが判明することがある。今日も自分の作ったプログラムで1つみつけた。それを直そうとしたら、プログラムとしては正しい方向に向かっているのだが、出力結果はより変なことになってしまった。最終的には分かった不具合は直して、完璧にしたつもり。
    今日の成果:888種(累計1,251種)

    (2004-07-08)

    昨日ほどはやっつけることができなかったが、なかなか順調。
    今日の成果:636種(累計1,887種)
    今日の見た花:アオギリ(1週間くらい前から咲いている)

    (2004-07-09)

    クマゼミがなきだした。夏だ。
    夜は飲みに行ったので作業はあまり進まず。
    今日の成果:167種(累計2,054種)
    今日の見た花:アオギリ(1週間くらい前から咲いている)

    (2004-07-10)

    イギリスに行く前に、平凡社の図鑑の草本編1巻から3巻までを終わることができるか?ぎりぎりできそうな、無理なような…。
    今日の成果:457種(累計2,511種)

    (2004-07-11)

    今日で2巻までやっつけた。イギリス前に3巻という目標までもう少し。
    今日の成果:328種(累計2,839種)

    (2004-07-12)

    とりあえず、平凡社草本3巻が終了。
    単純作業はやる前はめんどくさいと思う。やり初めは新しい発見もいろいろとあるし、だんだんと効率よく作業できるようになるので、それなりに楽しい。でも、ずっと続けているとやっぱりいやになる。
    モズの幼鳥?が網に引っかかっていたので、助けていたらかまれてしまった。それにしてもすごいくちばしだ。
    今日の成果:1,220種(累計4,059種)

    (2004-07-13)

    平凡社シダ編もやっつけた。木本編は全部ではないが、必要な部分はひととおりやっつけた。ここ10日間ほど図鑑とにらめっこをした。結構つかれたが、当面のにらめっこは終了。イギリスから帰ってきたら、今度はレッドデータブックや地方植物誌とのにらめっこだ。
    今日の成果:773種(累計4,832種)

    (2004-07-14)

    7月6日に書いた「○○になります」について。 大辞林 国語辞典 - infoseek マルチ辞書の「なる」の項目を見ていると、 「これは○○です」とおなじような「これは○○になります」という丁寧語としての使用方法は見当たらない(参考:「です」の項目)。9番目の補助動詞の誤用ではないだろうか?
    本来は動作主の行動の動詞に続けることで丁寧な印象を受けるはずなのに、動作主体のないものに「なります」とするから、違和感がある。
    「今日の成果」は、昨日で終了。

    (2004-07-15)

    いざ、イギリスへ。向こうでもネットにつながる確率は高いが、旅行気分を味わいたいので、このページの更新はしない。帰ってきたら、早いうちに旅行記をアップするつもり。

    (2004-07-22)

    無事日本に帰ってきたけど、日本は暑くて大変だ。850枚以上の写真を整理しないといけない。デジカメだからといって撮り過ぎてしまった。

    (2004-07-24)

    土日でようやくデジカメで撮影した写真の大まかな整理が終わった。植物は属名まではすぐに分かるけど、種名がきっちりと分からないものが結構ある。公開まではもうしばらくかかる予定。
    今日見た花:ネムノキ・ヌルデ

    (2004-07-26)

    各都道府県のレッドリストの一覧を作る作業をしたついでで、リンクのページレッドリストの項目を作った。だいたい網羅したつもりですが、もれているところをご存知の方がおられたらメールで教えていただけるとありがたいです。
    今日見た花:サルスベリ

    (2004-07-27)

    都道府県版レッドリストについて都道府県のホームページをひとつづつ調べていったら、結構多くのところで公開していることが分かったので、レッドリストのリンクを修正した。とりあえず都道府県名は全て書いていて、公開されているのを確認したところにはリンクを張った。

    (2004-07-28)

    時差ぼけはほとんどなおったと思うが、朝の10時から11頃に妙に強い眠気に襲われることがある。イギリスの時間では午前2時から3時だ。時差ぼけだろうか?それとも、夜はよく寝ているつもりだが、実は連日の暑さであまり寝れていないからだろうか?
    今日見た花:トゲヂシャ・サルスベリ

    (2004-07-29)

    メーリングリストに生物多様性情報システムを更新したという情報があった。見てみると、各都道府県のレッドデータブックの情報もばっちり載っていた。それを見てレッドリストのリンクをさらに修正した。環境省のページで網羅されているので自分のリンクのページはあまり意味の無いものになってしまったが、せっかく作ったものなので置いておこう。
    今日見た花:ヒヨドリバナ・トゲヂシャ・サルスベリ

    (2004-07-30)

    植物の写真は未同定のものがほとんどだが、とりあえずイギリス旅行記を雑文のページにアップした。植物は同定がすすめば、種名などをぼちぼちと入れていく予定。
    アカメガシワの蜜腺(註)をちょっとだけ観察した。展葉途中のあまりに若い葉は密度の高い鱗片によって食害から守っているのもあってか蜜腺は発達しておらず(時間的に発達できない?)、訪問しているアリは少ない。
    上部の展葉した直後の葉にはけっこうたくさんのアリが集まっている。そこから下の葉に向かって見ていくとだんだんとアリの数が減ってくる。もしも上の葉でも下の葉でも同じ量の蜜が分泌されているとすれば、下の葉の方が地面からの距離が近い分だけアリにとっては効率的な餌となるはずなので、下の方の葉にたくさんのアリが集まるはずだ。
    しかし、実際は上の方の葉にアリがたくさん集まっているので、上の葉からよりたくさんの蜜が分泌されているのだと推定できる。アカメガシワからみれば、同じだけの蜜の量を提供するならば下の葉だけをパトロールしてもらうよりも上の方までアリに来てもらって、より長い区間をパトロールをしてもらったほうが効率的だ。高々数本のアカメガシワの稚樹を見ただけなのではっきりとは分からないが、もしそうだったら面白い。
    と書いたが、下からリンクしているページをよく読むと、「葉が成長して十分硬くなると、毛虫などによる食害は少なくなる。したがって,蜜の分泌は新芽を出してから葉が成熟して硬くなる間が主である。」とあった。
    註:蜜腺については、岡山理科大学の波田さんのページに葉にある蜜腺は何の役割?という説明文があります。

    (2004-07-31)

    イギリス旅行記はファイル名の大文字と小文字の問題で アップした直後はうまく見れなかった。windows98ではファイル名の全ての英字が大文字の場合は、先頭の1文字だけが大文字になってその他は小文字で表示される。これは拡張子も含めての話だ。細かいことはどうでもいいんだが、ローカルな環境(windows98)では大文字と小文字を識別しないので表示されている写真が、ウエブ上のサーバ(たぶんlinuxだろう)では大文字と小文字を区別するので、表示されなくなってしまうことが時々ある。なんで、windows98では入力されたとおりの画面表示にしてくれないのだろうか?


    (2004-08-01)

    植生学会第9回大会(2004年10月29-31日:宮崎大学)で去年調査した内容を発表しようと思っている。8月末に植生学会の要旨を送らなければならないことを思い出した。8月は結構予定が詰まっているので早いうちに準備をしておかなければ。ちなみに参加申し込みも8月末が締め切りです。
    植生学会で発表する内容は投稿しようと思っている内容なので、解析と考察もきっちりとやり直して、論文に作成も同時にすすられたらいいのだが。なんせ忙しくなりそうだ。
    あるところの紀要に提出していた資料の校正が来た。よくよく表を見ていると内容の明らかな間違いを見つけた。提出していた内容をそのまま版下にしてくれたのだが、提出した内容が間違っている。校正ってどこまで直していいのだろうか?あんまり直しすぎるのは良くないし、かと言って間違えたままで出版するのも良くない。とりあえず、編集者に相談だ。

    (2004-08-02)

    昨日書いた紀要の校正は正しい状態に修正してよいということだったので、早速修正して提出した。

    (2004-08-03)

    第51回日本生態学会大会には参加できないが、要旨集がネットで見れるので、要旨だけでもチェックだ。面白そうなのがあったら、知りあいに見てきてもらうように頼もうと思う。

    (2004-08-04)

    生まれて初めてニ重の虹をみた。一つ目の虹自体もはっきりとしていたし、ニつ目もそこそこきれいにみえた。さすがに、三つ目は見えなかった。ちなみに二つ目の虹は一つ目の虹と色の並びが逆です(参考:西羽さんという方のページ)。三つ目はさらに逆になる(要は一つ目と同じ)らしいが、見たことはありません。

    (2004-08-05)

    ネットで公開されている各都道府県のレッドリストは思っていたよりも多くの情報が公開されていて、結構役立つ。ただし、形式がそれぞて違ったり、一度に表示できる種数を10種程度い制限していたり、使いにくい場合も多い。各種の詳細情報についてはも一覧になっておらず、全てが個別のページである場合も多い。まいダウンというソフト(ベクターによる紹介)で一度自分のコンピュータにダウンロードしたあと、テキストエディタで操作すれば、擬似データベースとして使える。

    (2004-08-06)

    Pitapaの提携カードの資料請求をした。まだあんまり使っている人がいないのでいつから使えるようになったのか知らなかったが、8月1日から使えるようになっていたようだ。
    今日見た花:アオツヅラフジ・ヤブカラシ・クサギ

    (2004-08-08)

    自分で書いた文字を読めない。植物の種名をレッドデータブックから特定の種名を抽出してパソコンに登録している。直接パソコンに入力してもいいのだが、一度書き出して、一気にパソコンに入力するようにしている。そのときに、自分で書いた文字が読めないことがある。特に、「シ」と「゙ノ」(前の文字の濁点とノ)との区別がつかないことが多い。もう少し丁寧に書こう思う。
    今日見た花:カラスウリ・アオツヅラフジ

    (2004-08-09)

    読んde!!ココ 体験版を使ってカタカナのみの文字認識をしたら結構うまくいった。初めはスキャナが手元に無かったので、デジタルカメラで代用したけど、それでもそれなりには認識した。でもやっぱりスキャナで取り込むほうが良さそうだ。
    今日見た花:センニンソウ・アキノタムラソウ・ハネミイヌエンジュ・ナツフジ・ヘクソカズラ

    (2004-08-10)

    昨日の日記は日付を間違えて今日の日付にしてしまっていた。
    今日見た花:コマツナギ・タカサブロウ・スズサイコ・ヤマノイモ

    (2004-08-12)

    少し前に書いた「○○になります」という表現は自分自身も使ってしまうことがあることに気づいた。どうも、「○○です」と言い切る自身が無いときに使っているようだ。

    (2004-08-14)

    Rでデータ解析をした。それなりには予想通りの結果を得られた。あとはどううまく説明をするかだ。
    共同研究者や大学の後輩からデータ解析について時々質問を受ける。質問は前に勉強会をやったときの内容だったりするのだが、やっぱり勉強会だけで物事がわかるわけではなくて、自分自身で苦労をして考えないと身につかないのだろう。

    (2004-08-16)

    Rでデータ解析を続けている。続けていると言うか、やり方を学んでいると言うか。やり方がいったん分かると、あとは簡単だ。データファイルを用意して、ファイル名とかを変えていって、適当な変数を与えたりすれば、結果は(よっぽどの大きなデータでない限り)すぐに出てくる。

    (2004-08-17)

    久々に本格的な森林の調査をした。雨の中で大変だったけど、楽しかった。
    今日見た花:キツネノマゴ・クサギ

    (2004-08-18)

    北海道大学の久保さんのページに生態学研究の大学院生むけの統計学の授業の資料がある。第1回から第3回までと 番外編を含めて、4つのPDFファイルがある。資料を見るだけだと、授業を聞きながらではないので、なかなか理解するのは困難だ。でも、他の統計の本などを読んだりしつつ何度か(通産では4回目ぐらい?)眺めているとなんとなく理解できてきた。

    (2004-08-22)

    しばらくサボっていた英会話に久々に行った。3ヶ月以上間隔があくとレベルチェックを受ける必要があり、今日それを受けてきた。レベルが落ちないかどうか心配だったが、レベルが上がってしまった。英会話の先生いわく、「前のレベルでもいいけど上のレベルで試してはどうか?」ということらしい。ついていくのはしんどいけど、頑張るしかなさそうだ。
    今日見た花:ナツフジ・ツユクサ

    (2004-08-24)

    植生学会の準備を早くしないといけない。要旨を書きながら解析をするというのは何とも不自然でいけない。でも、要旨を書いていると「ここらへんが足りへんなー」というのが見えてくるから、新しく解析をしてしまう。解析と言ってもRや他のフリーのプログラムを使って簡単にできる。と思っていたが、前に使ったことのあるプログラムもしばらく使わないでいるとやり方を忘れてしまった。思い出すのにちょっと時間がかかりそう。締め切りがあるので急いでやらなければ。
    今日見た花:モミジドコロ・タカサゴユリ・ツユクサ・コアツナギ・ボタンヅル・キツネノマゴ・カタバミ

    (2004-08-25)

    統計数理研究所島谷健一郎さんが生態学会誌54巻の125ページに「academic writing こそ国際化への最優先課題」という意見を書かれていた。その中で紹介されていたAcademic Writing for Graduate Studentsという本を早速注文した。アマゾンでは最後の1冊だったらしく、在庫切れになってしまった。でも、他のネットの本屋ではまだあるような感じだ。

    (2004-08-26)

    やっぱりRはすばらしい。こんなことはできないかなー、と思うことの多くが標準装備されていたりオプションのパッケージで利用可能だ。例えば、3Dグラフ。統計解析ソフト R の備忘録頁の scatterplot3d・lattice の項目にあるようにオプションの scatterplot3d というパッケージで簡単に3Dグラフを作ることができる。
    昨日の日記に書いた Academic Writing for Graduate Students の日本語訳版として「効果的な英語論文を書く―その内容と表現」という本があることがわかったので、早速探して買った。

    (2004-08-27)

    ナップアラームという居眠り防止の機械があるらしい。その説明で「居眠りのメカニズムにある特徴がある事を発見しました。それは頭の動きです。左右前後斜め、意識のある時には見られない、首のすわらない赤ん坊の様な急激なスピードで“こうべ”が倒れる状態です。」というくだりがあった。皆が経験したことのあるあの動きのことを言っているのだろう。「ある事を発見しました。」と自信を持って書いているところがなんともいい表現だ。
    何度か日記で書いた「○○になります」という表現はこれに対して、なんとも無責任な表現に聞こえる。「○○です」とは言わずに「(自分には関係ないけど)○○になります」という感じに聞こえる。
    朝日新聞の中のコラム(?)にバリではの家の間取りの決め方が書かれているページがあって、写真を見ているとバリ島でお世話になった家を思い出す。

    (2004-08-28)

    前から知っていたウエブページでも改めて見てみると、以前に思っていたよりも有用であることに気づくページがある。統計解析用フリーソフト・R-Tipsはそのうちの一つ。Rについてちんぷんかんぷんだった頃はこのページを見ても、どう使えばいいのかが分からなかった。少しだけRを使えるようになってから見ると、内容をだいぶ理解できて楽しい。

    (2004-08-30)

    今年は台風の当たり年のようだ。本当によく来る。しかも雨がすごい。 気象庁のホームページが今年の初めの台風ではサーバーの能力が小さくて一時期つながりにくくなったとう記事がいつかの新聞に載っていた。次回の台風までにはサーバーの能力を大きくすると言うコメントを気象庁は発表していた。気象庁のコメントのとおりたぶんサーバーは増強されたのだろう、今回は台風の時も反応が無茶無茶早い。
    学会への発表要旨は締め切り間際にならないように、一昨日送付した。学会ぎりぎりに焦って準備をしなくてもいいように今からポスターを準備しようと思う。


    (2004-09-02)

    BMPのファイルはサイズが大きすぎることがあるので、GIFやJPGに変換することがある。最近BMPをGIFに変換するのに使っているのはIMGCVTというソフトだ。高機能ではないが、シンプルで使いやすい。
    秋の花が咲き始めている。ちょっと涼しくなったので、秋の到来を感じる。でも明日はまた暑いらしい。 今日見た花:ヌルデ・ツリガネニンジン・クズ・アキノタムラソウ

    (2004-09-04)

    プレゼン作成や論文作成用にWindows へのインストールを参考にしてTeXをインストールした。ついでに祝鳥という秀丸エディタ用のマクロもインストールした。TeXはLaTeX InDeXを参考にして、勉強中。 ちなみに、自分のパソコンにインストールしなくても、TeX を使ってみようを使えば、ウエブ上でTeXからPDFファイルを作ることも可能だ。

    (2004-09-06)

    ウエブ上の情報で教科書的に参考にしたいページが時々ある。ネットにつながっていない状態でもそんなページを見るには、自分のハードディスクなどに一時的にダウンロードして見るのが有効だ。そんなときには、Helenというソフトが役に立つ。
    暑中見舞いが届いていたので、くじの当選番号をネットで調べた。なんか簡単に分かってしまって、嬉しいような寂しいような。

    (2004-09-07)

    ウイルスメールがたくさんきた。全部で14通。来るときはやたらと来る。
    今日見た花:コナギ

    (2004-09-08)

    日々粗忽(岐阜大学の澤田さんのページ)の2004年8月24日から8月28日までの「生態学会大会 in 釧路」が面白い。生態学会はここのところ全然行っていないし、正直なところあまり行きたいとも思わなかった。でも、次の大阪での生態大会には行きたくなった。ただ、3月27日(日)から30日(水)という日程はあまりにきつい。せめて土日中心にするか年度末ははずして欲しい。夜だけでも行くか。
    日々粗忽の8月28日と「これから論文を書く若者のために」出版後の進行状況(東北大学の酒井さんのページ)の9月7日のところに自由集会デ−タ解析で出会う統計的問題--多重検定と多重比較をめぐってについてなかなか良いないようだと書かれていたので、資料を見てみた。確かにモデル選択のところは分かりやすいし、実際に R を使って計算することもできてうれしい。うれしくなって R でのデモを作ってみた。 R をインストールしてあれば、ファイルの内容を複写+貼付けるだけで使えます。
    今日もウイルスメールがたくさん。たぶん昨日と同じぐらいだが、たくさんすぎて数えるのがめんどくさい。

    (2004-09-09)

    先日の台風とその前の台風の2度の塩害の影響だろうか、街路樹などの木がやたらと弱っている。秋田では広葉樹が落葉しているらしい(秋田魁新報社の記事)。神戸でも落葉樹は葉っぱを落としかけていたり、落としているものもある。常緑樹でもアラカシやサンゴジュなどが弱っているのを見かけた。
    植生学会で発表するためと論文を書くためにデータの解析の確認をしたりしている。ある程度はちゃんと整理しているが、とても理想的とはいえない状態だ。基礎データをきっちりとしておけば、あとはパソコンにやらせることができるので楽勝なはずなのだが。わかってはいるけど、きっちりするというのは難しい。

    (2004-09-11)

    データの解析用に R のプログラミングを少し勉強するためにRプログラミングTips大全をちょっとだけ読んだ。だいたい分かってきたので、さあちょっと関数を作ってみるかと思ったが、もしかしたら既に使える関数やパッケージがあるかもと思い、 diversity index shannon R でgoogleしたらEcological Diversity Indices and Rarefaction Species Richnessというページがでてきた。作り始める前に検索しておいて良かった。たぶん自分でプログラミングしたらしょぼいものしかできずに、しかもとてつもなく長い時間がかかっただろう。
    CRANパッケージリストade4(環境データの解析)があるのは前から知っていたが、veganは知らなかった。"Community Ecology"というのが「社会生態学」と訳されていたぐらいだから、たぶんあまり知られていないのだろう。ということでCRANパッケージリストのveganのところは「群集生態学パッケージ:群集生態学と植生学用の序列化手法とその他の有用な関数」と修正しておいた。
    ネットで調べるときに日本語の情報だけだとすごく限定されたものになる。それが英語の情報も付け加えると情報量が格段に増えるということが最近身にしみてわかった(当たり前のことだが)。今回のveganのパッケージにしても日本語の情報源だけだと一生見つからなかったかもしれない。ただし、単純に英語を読むのは疲れるという難点と、情報が増えすぎると今度はどう絞り込むかとかという問題も次には発生する。

    (2004-09-13)

    台風による塩害は結構ひどそうだ。六甲山の樹木も遠目で見てもわかるくらい弱っている部分がある。
    Rは自分用のメモと勉強会をするようにレジュメを作っている途中だった。でも、ちょっとだけ本格的に作り直すことにした。
    今日見た花:クズ・ヒヨドリバナ・アキノタムラソウ・ツリガネニンジン・キンミズヒキ・コマツナギ

    (2004-09-14)

    ここのところ、週に1回くらいのペースで英会話に行っているがなかなか上達しない。やっぱし復習がをしないとダメか?
    今日見た花:クズ・オトギリソウ・サワヒヨドリ・ヒヨドリバナ・キセルアザミ・ツリガネニンジン・キツネノマゴ・アキノノゲシ・ヒガンバナ・ママコナ・アキノキリンソウ・アキノタムラソウ・ゲンノショウコ・イボクサ・ツユクサ・ワレモコウ・アカバナ

    (2004-09-15)

    秋になってきた。夕焼けが綺麗だ。朝晩も涼しい。野外で見る花も秋らしくなってきた。などと書いている間に、いつの間にか調査シーズンだ。論文も書かないといけないし、調査もしないといけない。
    7月くらいから体重を落とすべく食生活を改善しつつ、運動を少しだけだがしている。ようやく成果がでてきたようだ。ここ1ヶ月ほど、ちょっとずつではあるものの確実に体重が減りつつある。

    (2004-09-17)

    時々変な夢を見る。昨日は歯が抜ける夢だった。1本や2本ではない。上下の前歯4本ぐらいを残して残り全てが抜けてしまった。医者に見てもらったら、ウイルス性の病気だと診断された。それにしても気持ち悪い夢だった。

    (2004-09-18-20)
    種子島へ調査に行った。種子島へ行くのは初めて。36人乗りの飛行機に乗るのも初めて。アサヒガニ(誰のサイトか分かりません)ゾウリエビ(ぼうずコンニャクの食の総合サイト)とを初めて見て、初めて食べた。美味しかった。

    (2004-09-23)

    久々に自分の調査に行った。といっても下見だけ。モズの高鳴きをきいた。シマヘビをたくさん見た。ヤマカガシも見た。
    本気で作り始めたRのメモは半分くらいできた(ハズ)。
    今日見た花:ミゾカクシ・ワレモコウ・サワヒヨドリ・ツリガネニンジン・オミナエシ・キツネノマゴ・アキノタムラソウ・クズ・ナンバンギセル・イボクサ・ツユクサ・コナギ・ヨモギ・ヒシ・コマツナギ

    (2004-09-25)

    淡路に調査に行った。竹林(マダケかモウソウチク)が塩害を受けて枯れているのが目に付いた(写真)。
    Rの使い方の説明をまとめていると、いろいろとこんなこともできるのではないかと思うことが多い。例えばデータベース形式のデータからテーブル形式のデータへの変換。今まではエクセルのピボットテーブルを使うか、苦労して作ったRubyのスクリプトを使っていた。それがRでは「xtabs」という関数ひとつで簡単にできてしまう。ただ、Rのヘルプは英語なので読むのはしんどいのが難点だ。でも、新たな発見があったときはしんどい以上に読む価値はある。
    今日見た花:コガンピ・ミゾカクシ・ワレモコウ・サワヒヨドリ・ツリガネニンジン・オミナエシ・キツネノマゴ・アキノタムラソウ・イボクサ・ツユクサ・コナギ・ヒシ・コマツナギ

    (2004-09-28)

    健康診断ではじめてバリウムを飲んだ。周りの人からいろいろと聞いていたけど、思ったほどしんどくはなかった。でも、はじめての経験だったので要領がわかるまではちょっと不安だった。

    (2004-09-29)

    TeXで名刺を作る方法からTeXでの名刺のフォーマットをダウンロードして自分用の名刺を作った。以前に日記に書いたTeX を使ってみようでコンパイルしたがうまくいかなかったので、自分のパソコンでやったらうまくいった。

    (2004-09-30)

    Rを勉強しはじめてからちょうど半年ぐらい、Rのメモを本格的に作りはじめてから約半月で、ようやくRのメモ(ちょっとだけ力作)ができた。まだまだ未完成で、校正をしたり内容の検討は必要だが、そんなものでもよければ欲しいという人がいれば、メールをもらえればファイル(PDFで165KB)を送ります。

    (2004-10-05)

    しばらく更新を怠っていた。気づいたらもう10月だ。
    Rの関数を一つ作ってみた。作ってみたというか、正確にはもとあるものに少しだけ手を加えただけだ。 Rでxtableというパッケージを使うとTeXの表を作成できる。でも、線の幅が全て同じなのでどうも見た目が良くない。ということで、print.xtableという関数をTeXのbooktabsというスタイルを使って一番上と一番下の線の幅を変えるようにしたprint.xtable2という関数に手直しした(手を加えたのはほんの数行のみ)。
    今日みた花:ツリフネソウ・アキノキリンソウ・ツワブキ

    (2004-10-06)

    何度か書いたような気がするが、やぱり思うこと。自分自身で書いた文章(特に論文)を客観的に評価するのはすごく難しい。他人から指摘されてから分かることがすごく多い。論文の原稿を他人に見てもらって、すんなりとOKをもらえるような文章を書けるようになりたい。そうなるべく努力はするが、いつになることやら。

    (2004-10-07)

    鼻がむずむずして、鼻水がでてくる。花粉症か?季節の変わり目だからか?
    統計解析ソフトRで使用することのできる関数やプログラムの実行例を紹介するページをつくった。

    (2004-10-09)

    Rのページを更新。データ解析をしていると、いろいろと分からないことが出てくる。でも、ネットでの情報源も多いので、だいたいの場合はわりあい短時間で解決する。解決したことをメモにしておこう。 もう少し時間ができたら、Rjpwikiにもアップロードしよう。

    (2004-10-10)

    自分が普段使っているようなカテゴリカルデータ操作は、Rではapply/tapply/merge/subsetといった関数を駆使すれば、いろいろとできることが分かってきた。詳しくはRのページに載せていっているとおり。
    しばらく前に、「考えることの科学」という本を読んだ。本の紹介を久々に更新した。自分が興味のある分野でやっぱり一番は生態学なのだが、次はなんだろうか?統計学にも興味がある。でもこれは解析に必要だからやっているようなものだ。コンピュータ関係のプログラミング(これは学問?)は解析半分、興味半分である。この他に、上に書いたような認知心理学や論理学も論文を書く上では参考になるものの、直接の関係はない学問分野だ。このあたりの学問にも結構興味がある。

    (2004-10-11)

    Rは結構気が利いていていいソフトではあるものの、データ構造やデータを結合させたときのデータ形式(クラスなど)がどう変化するのかが良く分からないときがある。きっちりと一からではなくて、その場その場で必要な部分だけを付け焼刃的に勉強しているからだろう。とりあえず使うのはこれでもいいのだろうが、少し体系的に勉強しておくことも必要だと感じている。でもやっぱり、目の前の締め切りが迫っているものがいくつかあるので、体系的な勉強はとりあえず先送りだ。

    (2004-10-12)

    Rのページは順調に(?)雑多なことを更新している。もう少し多くなってきたらまとめが必要か?
    仕事の関係で、生まれてはじめて屋根の上に登った。基本的に高所恐怖症なので怖かったけど、それなりに楽しかった。

    (2004-10-14)

    Rのページを今日も更新。あいかわらず雑多な関数たち。

    (2004-10-19)

    Rのページをもう少しまとまりのあるようにしたいと思いながら、雑多なものばかりが増えていく。
    コーヒー牛乳をつくろうと思って、長らくつかってなかったコーヒーの粉を出そうとしたら出ない。固まったかなと思ってよく見たら、かびていた。出てこなくて良かった。

    (2004-10-20)

    Rの動作は遅い。自分で作った関数を実行していたら、簡単な関数のはずなのになかなか終わらない。完全に遅さはRの正だと思っていたら、プログラムが完全に間違っていた。Rが遅いのは事実だが、プログラムを直したらしばらく待てば結果が出る程度の速さにはなった。さすがパソコンだ。

    (2004-10-21)

    Rでの作図にだんだんと慣れてきた。複数の図面を並べて書いたり、スケールの違うy軸を2つ書いたり、必要なところにだけ軸を書いたり、凡例や図題を書いたりするのをほぼ思い通りできるようになった。パワーポイントでも結果としては同じようなことができるのだが、手作業でやるのは手間がかかるし、データが増えたときなどは一から図面を作り直すのはあほらしい。ちょっと勉強の時間はかかるが、結局はRでやったほうが手間を省けそう。
    電車にペンケースを忘れてしまった。終着駅に電話をして確認したら、届いているとのことであった。他人は入れていないような小さな修正テープ・色鉛筆・歯ブラシなどで同定することができた。忘れたときのためではなかったが、役に立った。

    (2004-10-22)

    Rのグラフはひとつ自前で作ったら、あとは真似をしていけば良い。コツをつかめば2つ目からは楽だ。
    論文書きのための自分用のメモを作らないといけない。でも、目の前の論文書きの作業が一杯で、それが終わってからでないと前に進めない。
    今日見た花:センブリ・アキノキリンソウ・アキノノゲシ・ヤマハッカ・ヨメナ・ノコンギク・セイタカアワダチソウ・ゲンノショウコ・ミズヒキ・ヤクシソウ・リンドウ・アキノノゲシ・ヒヨドリバナ

    (2004-10-23)

    新潟の地震で思うこと。テレビなどで市町村の役場に電話でいろいろと聞くことがある。確かにそれも大事だけれども、現場はそれどころでないのだ。

    (2004-10-25)

    とりあえず、急いで論文をかくのみ。

    (2004-10-28)

    とりあえず、締め切り付の論文は昨日提出した。でも、明後日の学会発表の準備がまだだ。
    昔に作ったapache+MySQL+Rubyのデータベースシステムを久々にいじった。アンインストールしていたり、データを削除していたりして、はじめはエラーばかりでなかなかうまく動かなかったがようやく動くようになった。

    (2004-10-29)

    深夜までかかって、ようやく学会発表の準備ができた。徹夜なんてするもんじゃない。しかも、手抜きのポスターになってしまった。ポスター発表なので、話をしながら補足説明することにしよう。


    (2004-11-01)

    論文の投稿も植生学会も終わり、平穏な日々に戻った。
    植生学会での出来事。植生学会第9回大会のエクスカーションではヒルに久々にやられた。大会自体は事務局の方の準備が行き届いていて、すばらしかった。ポスター発表は見た目は一番汚かったが、知り合いや初めて会う人などからアドバイスや評価を頂いた。頑張って早く論文にまとめなければ。
    宴のあとに:学会が終わってからやること(国立環境研究所の竹中さんのページ)にあるように、学会の感想をまとめるのがよい。一応飛行機の中でメモを作ったが、メモしたことを実行しなければ意味が無いので、これからちょっとずつでもやっていこう。
    Rのページに新しい関数を追加。今回の関数はこれから先も長く使いそうな自信作(今の段階では)。

    (2004-11-02)

    ヒルにやられたところが痒い。
    昨日アップロードしたRの関数で早速バグを見つけたので、修正した(リンク先は修正したもの)。
    今日見た花:チャノキ・アキノノゲシ・ミズオオバコ・サワヒヨドリ・ノコンギク

    (2004-11-03)

    ヒルにやられたところの痒さは収まった。
    学会で発表するといろいろな人からアドバイスをもらえる。学会に行けなかった人にもポスターで発表した内容をメールで送ったら、アドバイスをもらった。ありがたいことです。それらを受けて、今年最後の調査へ行った。あとは解析と論文書きだ。
    解析は全面的にRでやる。Rのちまちました関数をたくさん作りつつある。既存の関数も結構あるだろうが、Rではちょっとした関数は簡単に作れるので、探すよりも作った方が早い場合が多いかもしれない。
    今日見た花:ツワブキ・ヤクシソウ・リンドウ・ヤマハッカ・アキノタムラソウ・アキノノゲシ・アキノキリンソウ・ノコンギク

    (2004-11-04)

    あんまりこんなところで止まっていてはいけないのだが、Rの関数を作るの楽しくなってきてしまった。ということで、Rのページに関数を2つ追加。
    入力したデータファイルをうかつにも削除してしまった。幸い、入力時間は10分程度のものだったのでよかった。でも、教訓。必要なものはしかるべきところに保存しよう。一時ファイルとして、変なところに置いておかないこと。

    (2004-11-05)

    何かをgooleで検索したら、見たことのあるような文章が引っかかるときがある。よく見ると、自分のページの場合がある。そんなときはちょっと恥ずかしい。

    (2004-11-08)

    植生学会に行ってから10日ほど経過した。ほっと一息ついてしまって、最近は論文の作業が進んでいない。やる気が低下しないうちに論文を書かなければせっかく、学会に行って発表した意味が薄れてしまう。(”田舎”で生き延びる方法(九州大学の粕谷さんのページ)参照)

    (2004-11-10)

    植生学会のエクスカーションでヒルにやられたところの日数と痒さとの関係。
    直後:痒み無し
    2〜3日後:すごく痒い
    4〜6日後:痒み無し
    7〜8日後:やや痒い
    9〜10日後:痒み無し
    何度か痒さがやってきくるようだ。やってくる痒さはだんだんと小さくなるように思う。

    (2004-11-11)

    今年は台風の被害で落葉樹の葉っぱが既に落ちてしまっているものが多い。それでも、やっぱり紅葉・黄葉してくるとそれなりには綺麗だ。
    今日見た花:ウメバチソウ・ミミカキグサ・ホザキノミミカキグサ

    (2004-11-15)

    パソコンの動作が不安定になったので、ハードディスクをフォーマットしていちからインストールしなおした。動作は快適になったものの、ひとつだけ失敗をした。インストールして使っているオンラインソフトが何かをメモし忘れた。よく使うものは覚えているが、あまり使っわないものは、メニューに入っていれば使うだろうが、そうでなければ忘れてしまうぐらいの頻度のものもありそうだ。防備録として、今回インストールしたソフトと簡単な説明を書いておこう。それにしてもたくさんのソフトを使っているものだ。それぞれ使い勝手がよくて役に立つものばかりだ。 はじめの4つ以外はすべて無料で使える。作者に感謝。
  • 秀丸エディタ:テキストエディタ
  • 鶴亀メール:メール
  • pdicw:辞書
  • keylay:キーボードカスタマイズ
  • R:統計解析
  • 桜時計:時計自動あわせ
  • RealSync:バックアップ
  • Vix:写真管理
  • 復元:ファイル復元
  • lhasa:解凍
  • lhmelt:圧縮・解凍
  • カシミール3D:地図ブラウザ

    (2004-11-16)

    英語をしゃべる夢を見た。ここのところ英会話をサボっているので、英会話に行きなさいというお告げか?
    Rのページを更新。一般化線形モデル+AICによるモデル選択ができる関数を追加した。もとの関数は北海道大学の久保さん作成で、それを少し修正して使いやすくした(つもり)。

    (2004-11-17)

    締切りがないと作業はなかなか進まない。自分自身の中での締切りを作っても、ほとんどの場合はそのとおりには進まない。締切り前に余裕を持って物事をやり遂げるというようになりたいが、一生直らないのだろうか?(2003年の日記の10月21日にも同じようなことを書いている)

    (2004-11-19)

    論文を書くためのアイデアやその他もろもろのメモをテキストファイルで書きためている。ただし、置き場所がばらばらとしていたので、ひとつのメモに統合しようと思っていた。特別に探していたわけではないが、たまたまネットで同じようなことをすでにやっている人の文章を見つけた。横着プログラミング 第1回: Unixのメモ技術だ。これを参考にしつつ、自分なりのやり方に少し変えて、実行しようと思う。
    メモとは直接関係ないが、高林哲の検索技術論には次のような名言が載っていた。 「調べることは簡単になっても、考えることは簡単にはならない」
    「調べることは簡単になっても、調べるとは限らない」

    (2004-11-23)

    メモの一本化作業がほぼ終了。論文書きのメモ作りもほぼ完了。

    (2004-11-25)

    メモの一本化作業は終了したが、論文書きのメモ作りは進まず、未完了。あともう一歩やけど、それがなかなか進まない。

    (2004-11-26)

    ここのところ、変な夢を見る。やたらとサバイバルな夢や腰から背中が痛む夢を見た。腰はこの前ちょっと違和感を感じたので、その関係か?サバイバルな夢はなんやろ?
    ノートパソコンのディスプレイが前からだいぶ汚れている。綺麗にすべくアルコールを使って掃除をした。電源を入れてみると、びっくり。画面が真っ赤だ。「やってもーた」と思いつつ、しばらく待っていると通常の状態に戻った。よかったよかった。でも、落としたい汚れは落ちず。



    (2004-12-05)

    1週間の旅行から帰ってきた。行ってきたのはカナリア諸島。記憶が薄くならないうちに旅行記をまとめてアップする予定。
    論文書きのメモ作り:完了

    (2004-12-07)

    時差ぼけはあんまり無いと思っていたが、やはり少しある。夜中の変な時間に目がさめたり、昼間でもなぜか少し眠くなったりする。

    (2004-12-08)

    WintopicはTeX形式でデータを保存できる図形描画ソフトである。結構使えそうなので、ちょっと試してみよう。

    (2004-12-09)

    ツクモインターネットショップにはバッテリーリフレッシュサービスというのがある。自分の持っているThinkPadは1万円弱でリフレッシュしてくれるらしい。でも、今のところAC電源に繋がっているときはバッテリーははずしておくなど、バッテリーは大事に使っているので特に不満は無い。
    何人かの日記をネット上で見ている。自分だけでは発見できないような情報が転がっていて、楽しい。北海道大学の久保さんのぎょーむ日誌の12月8日分にかいてあるDCAなどについての説明はわかりやすい。また、R言語についての解説のページへのリンクもあった。
    カナリア諸島ではデジタルカメラで1000枚ぐらいの撮影した。そのうち、約600枚にメモをつけた。まだ、400枚も残っている。記憶が薄れないうちにメモをしよう。メモが終われば、旅行記はすぐ出来上がるはず。

    (2004-12-10)

    カナリア諸島のデジカメ写真の整理が終了。旅行記に使う写真を選んでいたら、150枚近くになってしまった。同じような写真も多いので厳選してから、旅行記を作成するつもり。

    (2004-12-14)

    BMPからGIFへの変換をするために9月2日の日記に書いたIMGCVTというソフトをダウンロードしようとしたがソフトがなくなっていた。仕方ないので、別のフリーソフトを探した。G・こんばーちゃ♪がなかなか使いやすい。

    (2004-12-15)

    カナリア諸島に行く前に飛行機の中で読む用に古本屋で購入したノーベル賞の発想という本を読み終えた。ちょっと古い本だが、すごく面白かった。

    (2004-12-16)

    リンク集のページに淡路景観園芸学校の一ノ瀬友博さんのホームページを追加。一ノ瀬さんとは淡路やバリ島で棚田に関して共同研究をしている。カナリア諸島に一緒に行ったときの内容がカナリア諸島旅行記としてまとめられてる。自分の旅行記も早いうちにホームページにアップしないと。

    (2004-12-17)

    とりあえず、カナリア諸島旅行記の半分くらいを作った。
    たくさんの画像をアップロードするのにPutFtpというソフトを使う。ftpソフトはいろいろと使ってきたけど、OSを再インストールするたびに新しいソフトを使っているような気がする。というのは、OSを入れなおして、ftpソフトをダウンロードしようとしたときには、ソフトがなくなっているかurlが分からなくなっているからだ。ftpソフトの入れ替わりサイクルというのは割と早いものなのだろうか?

    (2004-12-18)

    カナリア諸島旅行記を植物編を除いてアップロード。植物編も近日公開予定。

    (2004-12-19)

    カナリア諸島旅行記が完成。予定以上に時間がかかってしまった。

    (2004-12-20)

    職場を出ようとすると雨が結構降っていた。傘を持って無かったので、近くのコンビニで500円のビニール傘を買った。しばらくすると雨がやんだ。
    前から書いているが、パソコンの液晶の調子が時々悪くなる。買おうかどうか検討していると、いつのまにか直ってしまう。最近もまた調子が悪いことが多い。今度は何を買おうか検討していても調子が良くなる気配がないので、本当に買うつもり。でも、買ったら今のパソコンの液晶が治ったりして。

    (2004-12-21)

    変な夢を見た。子どものイノシシと子どものクマが戦っている。はじめはイノシシ優勢だったが、途中からクマが優勢に。すると大きなイノシシの親がやってきて、威嚇する。その状況を横からじっと見ているのだが、すごく怖かった。
    久々にRを使って、データ解析をした。細かいところは忘れているけど、あちこちにあるメモの断片を使って、なんとか思い出しながら解析した。それでも、エクセルで手作業するよりはすごく早くできる。メモの一元化をすれば、もっと効率的にできるはずだ。

    (2004-12-24)

    新しいパソコンを買った。いままではwindows98SEを使っていたのに、いきなりwindowsXPに変わる。まずは自分自身の使いやすいように設定だ。Windows XP 究極の裏テクニック!などが参考になる。
    ハードディスクのパーティションが一つだけなのが気に入らない。これは今のハードディスクではかなり無理をして設定しなおさないとダメな感じだ。仕方ないので、Thinkpad X31 HDD交換&CD-ROMもFDDも使わないOSインストールでもするか。

    (2004-12-26)

    一昨日書いた作業を昨日から実行しはじめた。それが、まだ終わらず。今のところうまくいっているが、単純に時間がかかる。USB接続で起動しているから時間がかかるのか?
    作業の中でハードディスクを何度も取り外したり取り付けたりした。ねじが小さいので、作業には昔に買ったおもちゃの精密ドライバーを使っていた。だが、それではどうしても外れないねじがあった。100円ショップで(100円の割に)ちゃんとした精密ドライバーを買ってきて、おもいっきり力をいれてまわすとなんとか取れた。100円ショップ恐るべし。
    googleで検索したら、Thinkpad X30のパーティションを切りたいパーティションとその切り方などのページが見つかった。そのうちに参考になりそうなので、とりあえずメモとしてリンク。
    新しいパソコンはUSBからでも起動できるので、SFS-KNOPPIXもインストールして使ってみよう。

    (2004-12-29)

    毎年参加している、鴨鍋の会(?)に参加。雨が降っていて天候は良くなかったので、鍋は室内で。野外の観察では、オオバン・ヒドリガモ・ハシビロガモ・ハイイロチュウヒ・ノスリなどが見れた。あと、半円が完全に繋がっている虹とその副虹、さらには水面に反射した光源によって作り出された虹も見ることができた。これは結構貴重な経験だと思う。

    (2004-12-30)

    新しいパソコンのハードディスクのパーティションを2つに分ける(要はCドライブ一つを、CドライブとDドライブの2つにする)作業にようやく成功した。いろいろと試した結果で成功した方法は下のとおり。ちなみにパソコン本体はThinkPad X31 PHJで、USBメモリから起動できるのが幸いした。
    まず、USBのメモリーにSFS-KNOPPIXをインストールする。BIOSの設定をUSBから起動できるようにして、KNOPPIXを起動する。起動したら、メニューのroot shellからQTPartedを立ち上げる。cドライブを一旦削除して、新しくfat32のCドライブとext3のDドライブをそれぞれ新規作成する。Cドライブをアクティブにして、設定終了。その後パソコンを再起動して、ThinkPadの起動メニューでRecoveryを実行する。途中で「パーティションの設定が壊れているが、修正するか?」というような内容の質問があるので、OKを選ぶ。あとは普通にインストールすれば、完了。これで、ようやくプログラムとデータを切り離して使うことができる。長い道のりであった。
    参考にしたページ:QTParted パーティション設定ツール

    (2004-12-31)

    パソコンの設定をようやく完了。ぎりぎり年を越さずに間に合った。でも、論文は書けず。来年に持ち越しで、1月中には仕上げたい。