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教訓 - 松村俊和のページ:日記

最終更新時間: 2009-12-01 22:42

2009-04-11

基本的な間違い[教訓]


論文の査読を受けて,いろいろな指摘を頂く.その中でも一番だめだめなのが,基本的な間違いとか,勘違いである.視点の違いなどは指摘されないと気づかないのは仕方ないと思っている.でも,基本的な間違いとか,勘違いとかは,投稿前の確認作業で確実に減らせるはずである.

2009-04-05

具体的な種の説明[論文][教訓]


去年の植生学会での発表に対して,電子メールで助言を頂いた.せっかく頂いたアドバイスなので,できるだけ忘れないようにここに覚書を書いておこう.
どの学会の発表でも,できるだけ具体的な研究対象のイメージをお客さん(聞き手)に伝えることが重要である.特に植生学会の発表では,具体的な種名を説明することで,ほとんどのお客さんに群落や植生をイメージをしてもらうことができる.自分が研究対象にしている植生について,写真や言葉の説明(例えば,「○○の優占する××の植生では...」や「○○が生育(あるいは出現)する××の植生では...」)をすることが大切である.こういう説明は,たぶん1回だけではだめで,何回かしないとお客さんの頭の中には入らないだろう.

2009-03-13

悪い情報[教訓]


悪い情報というのは,ついつい他人に言うのをためらって後回しになりがちである.でも,都合の悪い情報は早めに相手に伝えるなり,公表するほうがいい.隠そうとすると余計に自体の悪化を招く.早めに対応すれば,早めに解決策が見つかるかも.また,気持ちの時間が短くてすむ.長く考えていると時間の無駄だ.

2009-02-08

おかしな英語[diary][教訓]


訳あって投稿中の英語の論文を日本語に翻訳していると,細かな点でおかしな文章が少なからずあることに気づく.文意は伝わるけど,表現の順番を修正したほうがいいところとか,同じことを意味なく何回も繰り返していたりとか.ちゃんと読み込んでいるつもりでも,後から読むと修正点は多い.

2009-02-08

調査区の設置方法[diary][教訓][植生調査]


だいぶ前に書いた日本語の論文を後から読み直すと若気の至りのところが多くある.現地調査の手法では,こうしておけばもっと良かったのにという点が多い.例えば,2m2の調査区を設置する場合,単に1つの2m2として記録したことがあった.その研究ではそれでよくても,後から1m2の調査区2つには分割できない.隣接した2つの1m2にしておけば,2m2で解析することも可能だし,1m2として分割して解析することは可能である.もちろん隣接地であるため,類似の調査資料の組み合わせができることを認識しておかなければならない.類似の調査資料が研究の対象として望ましくなければ,場合によっては隣接地のうち1つだけ使うということもできる.
まあ,後から考えれば何とでもいえる.これから先の研究への反省材料として活用しよう.

2008-05-01

諸々の写真[教訓][論文]


人前で話をしようとすると,写真で状況を示すのが一番わかりやすい.昔に比べたらだいぶ色々と写真を撮っているように思うが,いざ探すとなかなか見つからない.例えば,調査地点の写真の場合,調査地をアップしただけの写真ではなかなか他人に説明するには十分でない.草丈がわかるようにスケールを当てておくとか,ちょっと引いて周りの景色を入れて全景をおくとかが大事だ.また,普段からどういう場合に使おうということを考えて,意識的に撮影しておくことが何よりも重要だろう.また,写真のExif情報に覚書を書いておくとすごく便利.今回もAbleCVが役立った(参考:[2007-09-22][2006-08-13][2006-01-17]).

2008-04-26

小さな減点[論文][教訓]


英文校閲から返ってきた原稿確認の続き.小さな減点(単純な間違いとか表現の統一性の無さ)が多すぎる.結構沢山指摘してもらったのはうれしいが,もとはと言えば,自分でちゃんと校正をしておかなければならない点だらけ.恥ずかしい限り.国際誌に論文を受理してもらうには,こういった減点があるようでは駄目だ.
  • 参考:[2007-09-07]にリンクした松尾豊さんさんのページ
  • 2006-10-14

    手作業が無いように[diary][教訓]


    解析は、Rを使用しており、ほぼ作業を自動化できるようにしていた。ただし、最後の作業が手作業として残してしまっていた。データを追加・削除する必要があり、再度解析をした。途中のところまではいいが、最後の作業が手作業でめんどくさい。途中の手作業がないようにしておくべきだった(図はPDFファイルに出力、表はTeXで出力)。また、最終的に必要な解析と不要なものとをもっと明確に区別して保存しておくべき。
    TeXへの出力(参考):http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/R/print-latex.html

    2006-08-16

    電子ファイルの整理整頓[教訓][diary][tool]


    だいぶ前に途中まで手を付けていた作業を再開しようとした。フォルダを空けてみると、同じ名前のファイルや似たようなファイルがいろいろなところに転がっているではないか。ああ、ちゃんと整理をしておくべきだった。それに、解析途中のデータや一旦終了した結果が、どのような過程を経たのかわからないものがある。これもきちんと覚え書きを書いておくべきだったと反省。
    実はこの作業は何度か、中断と再開を繰り返している。そのたびに反省しているので、最後の方に作ったものは、だいたい覚え書きが書いてあったり、やや整理されている。少しは進歩しているということだろう。
    ところで、テキストファイルの内容が同じかどうかは、秀丸エディタなどのテキストエディタを使えば容易に比較できる。テキストエディタでなくても、テキスト比較に特化したソフトはたくさんある。例えば、Rekisaなど。このソフトは複数のテキストを比較して、内容が異なっているところを色分けして表示できるようだ。